またまた夫の愚痴話ですが…。夫への愚痴ではなく、夫が抱えているストレスの話です。夫は軽貨物の個人事業主で、ある会社（建築内装資材卸売り）の企業便を請負しています。アマゾンや宅配と違い歩合ではなく固定給なので割と収入は安定していてほぼ毎日同じ時間に出勤し同じ時間に帰宅します。
愚痴を言いながらも辞めずにいる理由は、カレンダー通りの週休2日であること、収入が安定していることと、ほぼ平均して18時前後の帰宅ができること。これに限ります。
何かと夫をライバル視して難癖をつけてくるウザい違法白ナンバー配送業者の存在だったり、同じミスを繰り返す出来の悪い事務員に悩まされたり、素人配送で仕事が遅い上にミスが多い白ナンバーの皺寄せ（仕事効率が悪い、配達するルートの組み方がそもそも変）が大きい割に給与が安かったり、不満は尽きることがありませんが、会社は夫を手放したくないようで色々改善策は練ってくれているようです。
ただ…、その改善策が夫にとって全然嬉しくないようで…。別の意味でストレスを感じるようになったそうで、なんだかな…。負担が減るどころか白ナンバーは相変わらず居座ったままだし、全く意味がありません。最近愚痴が少なくなったと喜んでいたのですが糠喜びだったようです。
どうやら会社側では、違法白ナンバー業者を何とか契約解除したい方向性らしいのです。20年近く長期間契約をしていた違法白ナンバーですが、中堅社員さんから彼の仕事のやり方や上から目線の態度に苦情が多く次第に問題視されるようになったのです。
社員さんたちは違法業者の夫へのあからさまな嫌がらせや仲間外れ、加えて配達に関してもあーだーこーだ謂れ無い難癖をつける様子を間近に見ているし、新入社員だった頃にかなり苦渋を飲まされてきたらしく堪忍袋の緒が切れた、という感じのようです。
夫から白ナンバー配送が違法であることを聞いて、今まで抑えていたものが爆発したようにも感じます。「俺がいないと配送回らないっしょ」みたいな態度だったのが今では夫が中心になったので立ち位置を奪われたことがよほど悔しかったのでしょう。
仕事では夫に敵わないと悟ったのか、今はもっぱら差し入れ攻撃(勿論夫にはスルー、別に要らんけど)で毎日のように社員さんへ媚を売っているようです。でも差し入れしたところで今更感。今まで受けてきた仕打ちが帳消しになるはずもなく社員さん達は冷めた様子だそうで、この間は迷惑な差し入れに社員さんの間で押し付けあいだったみたいです。
ありがた迷惑、つくづく哀れで気の毒な人です。差し入れするなら喜ばれるような気の効いたものにすればいいのに、頂き物をそのまま横流ししているのがバレバレなのですよ。どうせどこかの取引先でゴネてたかってタダで手に入れたモノでしょう。セコすぎ。
違法業者が重宝されているのは、配送業に付帯でやらされている搬入作業などにいいように使われてきたという経緯があるようです。ようするに力仕事ですよね。軽貨物に積むのが難しいような長物（壁紙など）も多くあることも要因だと思われます。
壁紙などの長物を仕入れ先に直接配送を依頼することによって物量を減らし、長物がないことを理由に軽貨物だけでやるから違法業者は不要、という話にもっていきたいらしい。が、しかし、物量（長物）が減っても配達先が減るわけではないので夫の負担は変わらず、加えて現場へ荷物を届けると親方にクレームを言われるそうです。
何のクレームか。夫が糊を配送。だけど、壁紙(長物)が届かない。糊だけあっても壁紙がなければ作業できません。そういうこと。糊と壁紙は同時に届かないと意味がないわけで…。親方からすれば「壁紙と糊はセットで一緒に配送してよ」となりますよね。当然だと思います。
それに、長物を運ぶ配送業者が商品を倉庫に入れる際、ダイヤル式南京錠を表裏逆に付ける（数字が見えない）ので、カギを開けるのも一苦労だそうで…。鍵をひっくり返して表が見える状態ならマシですが、ギチギチで動かせず表の数字を確認できないから裏側から数字を想像しないといけないという二重苦。
例えば1～9個の数字で4つの合わせの場合、上から4,3,2,1でロック解除だとします。すると、裏から見ると6,7,8,9だったりするわけですね。だから気が利く、というか常識ある普通の人なら表が表面になるように気を付けてカギをかけるわけです。
だけど長物を運ぶ担当配送業者は違うのですね、適当にカギをかけていく。で毎回苦労するのが先に搬入する夫だったり現場の作業員や親方だったりするのです。夫は次に開ける人が楽なように気を使って毎回一か所一つしか動かさないようです。例えば合わせが上から4,3,2,1なら4,3,2,0みたいに、一番下だけ0から1に動かせが開く状態です。
カギをあけるのに５分10分悪戦苦闘してタイムロスするのが夫には耐え難いストレス。気持ち分かる。すっごい分かる。気が利かないっていうか、自分がそういうふうにされたら困るだろうな、っていう想像力が乏しい人が残念ながら今の世の中いっぱい溢れているのですよ…。次に使う人の立場になって考えられない人。自分さえ良ければいい人。使い終わったトイレットペーパーの芯を外して補充するみたいな、ちょっとした気遣いなのですけどね、そんな些細な気遣いが出来ない人が多すぎるように感じます。
ただ気が利かないだけなのか、思いが至らないのか、イヤがらせなのか、頭が悪いのか、何も考えていないのか、裏側を表にしてカギをかける人の心理はどうなっているのだろう…。多分私が想像するに、人の痛みとか人の苦労が想像できない人は自分が同じ目に合っていないからだと思うのですよ。目には目を、歯には歯を、やられたらやり返す、じゃないですけど、痛い目に合わないと分からない人なんだろうな。
車間距離を詰めすぎて追突事故の加害者になって、ようやくイキがって煽っていた愚かな自分に気がつく。若気の至り、軽い追突で済んだからいい、では済まされない。誰かを傷つけてからでは遅いのです。
誹謗中傷や迷惑行為動画、いじめ、事故、なんでもそうですけど、自分が加害者であることの認識がない。それがいざ自分が被害者になったとき、初めて自分のやったことの重大さに気づく人。それでは遅いのです。よく考えてほしい。自分がやられたらどう思うか…。いつか自分に返ってくるよ、と言いたい。
我が身を抓って人の痛さを知れ、己の欲さざる所は人に施すなかれ、私の好きな諺です。
「殺す人は殺される覚悟をするべきだ」と中堂さんも言ってます。傷ついた心は元に戻せない。覆水盆に返らず。なんだか夫の愚痴から話が飛躍しすぎました。最近心沈むニュースが多すぎて…湿度の高い暑さのせいですかね。心の健康に気をつけようと思います。
芸能人の呟きにいちいち攻撃的なコメントを書き込みする人の神経が理解できません。幸せな人や満たされている人は誰かを攻撃するようなことはしないと思います。だから攻撃的なコメントを書き込むような人は不幸な人なのだと思います。
自分が不幸だとキラキラしている幸せそうな人を攻撃したくなるのかな。でも幸せそうに見える人が必ずしも幸せとは限らない。幸せそうに見えても誰もが多かれ少なかれ悩みや問題を抱えて生きているものです。自分だけが不幸だと思わないほうがいい。
私はストレスを感じると酒に頼りがちでしたが、このブログを始めてから大分楽になりました。
誰かと飲みに行って自分の思いの丈をぶつけるとか、愚痴を聞いてもらうとか、カラオケで歌いまくるとか、SNS以外で何とかストレス発散できないものでしょうか。でもSNSに依存している人って友達いなさそう…ブログ、ストレス発散にいいですよ。但し何を書いてもいいわけではないので節度をわきまえる必要はあります。
体は治っても心の修復は難しい。ストレスは体を病むか心を病むか、どっちかです。体は治っても心の病は治りにくく厄介です。思いやりの精神が大切です。
お読みいただきありがとうございました。
