指を切断したにも関わらず配達を続けた配達員の話。運送業界がいかにブラックかを物語っています。2024年問題。これからの物流業界や運送業界はどうなっていくのか不安です。夫も軽貨物運送業なので関係ない話ではありません。
黒ナンバー軽貨物で最初に思いつくのはAmazonを代表する個人宅配だと思いますが夫は宅配はきついからやりたくないと言います。働けば働く分稼げるとは思いますが夫の場合プライオリティが”お金を稼ぐ”ことより”プライベートな時間”重視なので、とにかく定時で上がれる会社の企業便に委託で入ることが理想なのです。
現在がまさに理想形、ある会社で取り扱う商品の配達を外注委託で請け負っています。注文を受けた資材を取引業者へ配達する仕事です。会社の社用車一台、夫の軽貨物、夫と同じく外注委託のハイエース白ナンバー違法業者の3台で配達しています。
夫がこの会社の委託で入ったのは3年前。会社の社用車で配達をする社員がまったく育たないのです。夫が委託で入ってから辞めた社員が４人…。3年で4人も辞めている、ってどうなの？って感じです。今回の新人さんは夫曰く”できる子”だそうで、なんとか長く続けて欲しいと思っているみたいです。
でも早速違法業者の新人さんへの執拗な干渉が始まったようです。会社がジョブ型採用に切り替えたようで、”配送ドライバー”として雇い入れた今回の新人さん、過去の職歴も配達に関わる仕事だったようで筋はいいようです。白ナンバーが違法であることも知っていたことから運送業関係にいたのかも知れません。
少し前に辞めた、というか一年間いかに会社に迷惑をかけたか証拠を地道に集めて退職勧告した赤ら顔君（配送経験者）のような人もいるので、一概に前職が配達経験ありだから使えるとも限らないのですけど。そんな赤ら顔君の話は別記事で
辞めさせるために使えない人間に一年間給与を支払い続けた会社。本当にバカバカしい。やっと世界標準のジョブ型採用にかじ取りを始めたようで遅すぎる感は否めませんが、解雇規制緩和が実現されれば流動性も出て使えない社員はどんどん解雇され、使える社員は心地よく働ける環境になるのではないでしょうか。
違法業者は社員ではないので解雇とはまた別の話、外注委託の契約解除、ということになりますが、なかなか契約解除しない理由が何なのか？が分からずに警察への通報を躊躇っている様子です。新人さんが定着しないで辞めていく理由は（赤ら顔君を除けば）違法業者の過干渉が原因であることは明らかな事実です。
契約解除せずに使い続ける理由として挙げるなら、20年という馴れ合いの家族的な感情、損害賠償金が回収できていない（違法業者は何度か事故を起こして損害を出している）、配送以外（荷役搬入などの付帯作業）で使えるな便利な存在ということが考えられます。
違法業者を重宝しているのは古参社員で若手社員は別。その会社では新入社員は最初配送を数年経験してから営業に上がるというシステムらしく、配送している時期に例外なく皆違法業者と揉めているので苦渋を飲まされてきたわけです。そこで耐えられなければ辞める、耐えて営業に上がれば関係なくなるのでスルー。その繰り返し。
赤ら顔君以外の3人はまさに違法業者の過干渉に嫌気がさして辞めたいい例です。社員が訴えても何の対策もせず放置した結果侵入社員が辞めていくのです。大事に育てていくべき新入社員を犠牲にしてまで違法業者を優遇する会社。手を付けるのは面倒だから、という理由だとしたらとんでもない話です。
癌は取り除くべし。じわじわと侵食してどんどんダメになるのが分からないのでしょうか？今は中堅社員として営業職をしている人も、配送担当時にかなり違法業者から執拗な苛めをされ会社に訴えたようです。上司に言われた言葉は「営業に上がれば関係なくなるからあと少し辛抱しろ」だそうです。結局違法業者はお咎めなく放置。
若手社員の中には違法業者を快く思っていない人も少なくないようです。今度の新人さんに対しても今までと同様に子分化しようと必死のプレゼント攻撃、下品で幼稚な悪戯にストーカーまがいのつき纏い行為に勤しんでいる様子です。自分では可愛がっているつもりなのでしょうけど新人さんにとっては迷惑でしかない。４月から働き出してまもなく一カ月執拗な迷惑行為に徐々にストレスも溜まってきているようです。
「伝票取られました」「勝手に荷物積まれました」「また電話来ました」何度も夫に訴えるようですが夫は何もしてあげられません。俺に言うのではなくて会社に相談しな、部外者の夫が言えるアドバイスはそんな程度。でも会社が「放っておけ、我慢しろ」というスタンスなら新人さんとしては耐えるしかないわけで…、結局耐えられなければ辞めていくだけ。何の改善もなく性懲りもなくまた同じことの繰り返しです。
私には違法業者がいなくなれば簡単に解決する問題のように感じます。昨日も配達先振り分けで、違法業者が北部エリア11件、夫が市内中心エリア12件、新人さんが南部エリア10件で伝票を渡すと「市内回るならココそっちで行けないの？」と夫に一件押し付けてきたそうです。軽貨物より件数少ないというのも変な話。自分が一番キツイと思っている被害妄想、何とかならんかね…。
「そっちこそなんで行けないの？どんだけ仕事できないの？」と言いたかったでしょうがそこは我慢。自分も配達先多いので無理ですね、と断るとぶち切れ状態でまた荷物に当たり散らし、挙句、新人さんの伝票チェックをして勝手に商品を積み込みいつまでたっても配達に出ていかなかったらしいです。配達先が多いと文句を言って一件人に押し付けるくらいならさっさと出発すればいいのに。
そして配達も新人さんより遅いという悲しい事実。配達途中でさぼっているのか本当に配達が遅いのか回り方のルート選択が変なのか定かではありませんが私が思うに本当に”仕事ができない人”なのだと思います。20年間やってきた結果がこれならセンスがないというかドライバーという職業に向いていないのだと思います。
配達件数が10件超えると文句を言うらしい。アホか、10件超えても社員が側にいると言わないで社員不在時だけ文句を言うらしい。社員の前ではいい顔するお調子者。人によって態度を変える損得勘定で動く人。だったら夫には喧嘩売らない方が正解だと思うのですが、自分が違法業者だという自覚すらないのでしょう。気の毒な人です。夫に通報されたら自分のキャリアが終わってしまうのにそれが分かっていない様子です。
配達件数を軽自動車と比較して騒ぐから物量見て市内中心部を付けると街中は道路が狭いし渋滞するから行きたくないと文句、郊外を付ければ距離を走るだの配達範囲が広いだの文句。どこなら配達できるのか？という感じです。軽自動車の夫と比較して対を張ってどうするのだ…。運賃も契約内容も違う同じ土俵にいないのに困った人です。
とにかく今は新人の面倒を見たくて仕方ない様子。新人を育てるのは自分の役目とでも思っているのでしょう。新人さんとしては積み残しや配達ミスを防ぐためにも商品の品番を確認しながら配達順を考えて自分で積み込みしたいのに、それを勝手に積まれるものだから大混乱。結局違法業者が積んだ荷物を降ろして積み直すという二重の手間になるのです。これこそ有難迷惑な話。世話を焼くにもほどがある。余計なお世話。
配達件数が多くてキツイ、と文句を言う割には自分の配達が終わるといそいそと頼まれてもいないのに新人の手伝いに合流するという…。最近は嫌になって違法業者からの電話には出ないそうです。お利口さんです。
スルーするのが一番。私も若い頃上司の挑発に乗って失敗した経験があるので分かります。挑発には乗らないこと。適当に聞き流しスルーする。それに違法業者は社員ではないのだから遠慮することなく断ればいい。
「伝票見せな」と言われて「お断りします」と言えれば最高なのですけどね。私なら「え？なんでですか？見せる必要あります？」って言っちゃうかな。
とにかく新人さんを自分の思い通りにさせようと付き纏い行為が度を越しているようで心配です。私が心配してもどうにもなりませんが違法業者のせいでまた優秀な新人さんが潰されるようなことがないように祈るばかりです。
直前に辞めた新人さんは入社直後から不平不満のオンパレードで夫は”すぐ辞めそうだな”という予感はしていたそうです。予感的中、超最速で辞めていきました。今回の新人さんは飲み込みも早く夫には珍しく好感触みたいなので頑張って欲しいです。
関係ないけど陰ながら新人さんを応援しています。長く続くといいな。夫からの情報、もう一人社員を募集中らしいので、もう一人社員が入ったら外注委託は契約解除される可能性が出てきたようです。切れれるのは夫か違法業者か、はたまた両方同時に契約解除されることもあるかも知れません。
契約解除になったらなったで仕方ない。また振り出しにもどるだけ。週休二日だし定時に帰れるしワークバランスとしては理想の状態で仕事内容も不満はないので夫としてはその会社で長く続けたいみたいです。社員さんとの関係も良好みたいですし止めるには惜しい会社みたいです。
ストレスの原因は違法業者の存在だけ。違法業者にとっても夫は目の上のたんこぶなわけで…、意地の張り合いで引くに引けない状況なのかも知れません。お互いなかなか思いどおりにはいかないなと同じことを考えていることでしょう。夫を何とか窮地に追い詰めて追い出したい違法業者との小競り合いはいつまで続くのでしょうか。2人には仲良くやるという選択肢はないのでしょうか。
思いどおりにいかないのが人生。違法業者を排除するには警察に通報するしかないでしょ。
お読みいただきありがとうございました。
