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人を採用する難しさの話

夫の愚痴。夫が委託で入っている会社、先月辞めた社員の代わりに新しく入った社員が早々に辞めることになったそうです。え?つい先月の話だったのに、ずいぶん展開が早いこと…。

仕事ができないダメ社員がいなくなったと思ったら一難去ってまた一難。どんな会社なんだ、って感じ。こんなに人の入れ替えが激しいのは、会社自体に何らかの問題がありそうです。聞くところによると、残業代も”みなし”みたいだし、社長も世襲みたいなので、なんだかブラックな匂いがプンプンします。

「挨拶しても無視する会社はいかがなものか?雰囲気悪すぎ」と問題提起をして辞めていったダメ社員。辞める時に波風をわざわざ立てなくてもいいのにと思います。変わってるな、という印象。辞める会社に遺恨を残すのはスマートじゃないです。夫曰く、無視ではなく、彼の存在に誰一人気づいていないだけ、とのことですが、実際はどうなんだか分かりません。

「営業と聞いていたのに配送やらされることが不満、話が違う」と2週間で辞めていく人も言い方を考えなきゃ。「自分が想像していた業務内容と違ったので」くらいにしておけ。会社に騙された、みたいな言い方は大人げない。たとえ話が違うじゃん、と思っても社会人なのだからオブラートに包むくらいしたらいいのに。営業に上がる前に誰もが経験している配送業務を頑なに断るのもどうかな、と。

夫の車で配達の同乗研修しているときから、社員の出勤時間が早い、だの、業務終了時間なのに帰れる雰囲気じゃない、だの、残業代が出ない、営業なのに搬入などの肉体労働もするのか、だの色々文句を言っていたようなので、夫は”続かなさそう”とは思っていた様子です。営業職のホワイトカラー、作業職のブルーカラー差別意識が半端なくて嫌な感じがします。高学歴でプライドだけ高い人にありがち。

人を見る目がない採用担当、面接でどんな話をしたのか分かりませんが、辞めた社員は勤務最終日に捨て台詞を吐いて辞めていったそうですし、入れ替えに入ってきた人は2週間で辞める決断をしたそうで、まあ自分の思っていた仕事内容とのギャップが埋まらないなら決断は早いに越したことはないのでいいと思いますけど、それにしても、新人が定着しないのは、会社にも何らかの問題があるような感じがします。

私が半年勤務して辞めたブラック企業と似ているような気がします。ブラック企業は平気で嘘をつくのです。面接時【両親の病院通院日(5週に1回程度)はお休みをもらう】ことを条件に雇用契約をしたのにも関わらず、月決算時の休みは認めない、と言われました。そもそも経理事務なんて話も聞いていませんでした。そんな話は別記事で

u-tantantan.hatenablog.com

経理事務をやらされることが嫌だ、というのが辞める理由はではありませんでした。経理事務は初めてのことで、少し不安はありましが、むしろキャリアアップに繋がるかも、と歓迎していたくらいです。三日間という短すぎる引継ぎ時間で戸惑いはあったものの、業務内容に不満はありませんでした。でも…、いかんせん人が悪すぎる。一ヶ月もするとだんだん会社の内情が見えてきました。

辞めた理由は人間関係です。低レベルな争いで足の引っ張り合いをしているアホ過ぎる社員と一緒に仕事することがバカバカしくなったのです。尊敬できない世襲能無し社長を始め、詐欺まがいのことをする本社経理担当、運行管理の試験に連続して落ち続けている頭が悪くてガラの悪い営業所のトップ、そのトップにゴマをする腰巾着の運行管理者、死亡事故を起こして被害者遺族から訴訟をお起こされている社員(✖✖さん)、税金未納で給料差し押さえされている社員、金融ローンで首が回らない社員、彫り物アリ、前科あり、家族構成が怪しいげな人もいて訳アリ人間の巣窟でした。

退職願を出してから私の孤立状態に微妙な変化を感じ取った顧問に呼ばれて”本当の理由”を聞かれましたが本音は語りませんでした。しいて言えば「人間関係」でしたが面倒なので、"本当の理由なんてありません、親の介護が理由です"、とシラを切りました。

「✖✖君が理由だよね?」顧問は何とか私の口から辞める原因になったと思われる"とある社員(✖✖君)"の名前を引き出したかったようです。その人の存在は辞める理由の一つではありましたが、決定打ではありませんでした。

決断に至った決定的な出来事は、休みを認めない、と言われたことです。そして、休んだ翌日から始まったあからさまな嫌がらせ。分かりやすい無視です。朝の挨拶しても、お疲れ様です、と声掛けしても完全スルー。揉める前日までは和気あいあいとしていたのに、一日で態度が豹変したのです。”嫌がらせや虐め”を顧問に話したとして、改善したら続けるか?それはノー。気持ちが変わることはありません。

改善したら続けたい、そういう職場なら正直に理由を言うかもしれません。でも、もうこれ以上関わりたくない会社に何言ったって時間の無駄。こうなったら円満に退社するほうがいいに決まっています。「両親が倒れて介護が必要になったので」と言えば顧問だってそれ以上は深く追求できないでしょう。

私とほぼ同時期に顧問に就任したその人は常識人のようで、「顧問引き受けたこと失敗したかな、こんな会社だと思わなかった」と苦笑しながら私に愚痴っていました。二回りも年下の女社長に名前呼びつけにされて叱責されながらよく耐え続けてるよ、と同情の目で見ていました。

その顧問が何か意見しても聞く耳持たない社長でした。人の話を聞けないトップがいる会社の将来は暗いです。顧問のアドバイスに耳を傾けないなら、顧問契約することに何の意味があるのか?

長年ドライバーとして働いていた経験と知識、忌憚ない意見が欲しいから契約したのでは?ドライバーの仕事経験がない運送業に疎い素人社長にアレやれコレやれと命令されること自体快く思っていなかったのでは?と想像します。

そもそも社長は顧問の意味が分かっていないと思います。顧問に対する態度が失礼で、まるで社長の小間使いのようでした。勘違いも甚だしい。ぞんざいな扱い方で見るに耐えない不愉快の極みでした。

人間関係に加えて不満だったのは業務の属人化です。私以外誰一人として経理事務ができないこと自体会社として間違っていると私は思います。いや実際は違います、経理事務できる人間はいたのです。私以外にも、そう✖✖さんが。そもそも私は✖✖さんから引継ぎをされた身です。✖✖さんができない訳がないのです。

病院で休む日が月決算日と重なった時、「私が休んでも、✖✖さんができるので…」と言うと本社経理担当から返ってきた言葉は「✖✖はやらないから、あなたがやりなさい」でした。仕事をやらない人間をなぜ雇い続けている?やらない人間のせいで、私の休みを認めない、とはどういう理屈?納得できるはずがありません。

誰かが急に休んでも他の社員がフォローできる体制を整えるのが会社ってものでしょう。私ごとき一人が一日休んで業務が滞るってどんな会社なの、誰かが休んで業務に支障がでるようでは会社として成り立っていないと思います。その人にしかできない仕事があっては困るのです。何より効率が悪すぎるしリスクが大きすぎます。

面接時に言われたのは社員の日報の入力と勤怠管理、一般事務だけのはずが、なぜか売り上げ報告月決算、未経験の経理事務までやらされ、挙句引継ぎはたったの三日間。唯一の条件だった”両親の通院日の休み”も反故にされ、無視され嫌がらせを受け、これ以上私にどうしろと?続ける理由がどこにありますか?

「両親の病院通院日に休みをいただくことは面接時に納得してもらっています」と言うと、「面接したのは私じゃないから知らない。あなたは事務員採用で直属の上司は私なんだから私が認めないと言ったら認めない。病院の予約を変更してもらいなさい」だと。面接したのは営業所のトップ、でも事務職採用なんだから、直属の上司は本社事務の私、だから私に従え、そういうことです。病院の予約変更しろってバカなのか…?

こりゃ、ダメだ。と思いましたね。何言っても無駄。話す価値なし、ここで仕事を続ける価値なし、プッツーン、と切れました。その日のうちに退職願書いていました。

私がそのブラック企業で受けた印象は、勉強しないな、ということ。私の前任者が突然の出社拒否で辞めた理由が分かってないことが一番の致命傷だと思います。採用しても次から次と辞めていく理由、そこを追及して学んで改善しない限り同じことの繰り返しでしょう。

夫が委託で入っているその会社も、人が辞めてしまうそもそもの原因が自分たちにあるという自覚がないのではないでしょうか。募集してもなかなか応募がなくて、だから面接時には噓八百いいこと並べて誰でもいいから来る者拒まずで採用してるような気がします。人手不足と言っても誰でもいいわけがない。人選びにもっと慎重になればいいのに。

面接で自己アピールがうまい人って、雇って欲しいから出来ないことまで出来ます、と嘘をつく。ある意味、嘘八百でいいことばっかり並べる雇用側との騙し合いみたいでどっちもどっちな感じがします。面接される側も、どういう会社なのか色々聞いて見極めないと。採用辞退できる人は、会社の変なところや違和感、嘘を敏感に感じ取れる人なのだと思います。と言うか、優秀な人材は弾き手数多なので、そもそもブラックにはひっかからない。

私が今お世話になっている会社では、私を採用する前に20人ほど書類審査し半分の10人ほど面接しているみたいで採用決定まで半年以上時間がかかったと言っていました。前任者在職中に探したかったそうですが条件に合う人がいなくて、退職後数ヵ月は後釜不在のままだったそうです。

職安の人にも、「不採用が多いので難しいかも知れません」と言われていました。どんな人材が欲しいか、いつまでに欲しいか、採用フローやビジョンさえしっかりあれば、焦って採用して失敗することも少なくなると思います。

雇用する側される側、双方が求める条件が一致した今の会社は人間関係も極めて良好なので、レイオフ状態でも雇用を維持してくれているので感謝しかありません。

どういう人材が欲しいのか、営業募集なのか、配送要因としてのドライバーが欲しいのか、即戦力なのか長いスパンで育てていくのか、会社の方針が定まらずグラグラのような気がします。

今回営業と配送で二人採用したらしいのですが、どうやら配送採用だった人が辞退したことで、営業採用した人に営業と配送を兼務させたことが裏目に出たのだと思います。はっきりしない対応したことが今回の2週間で辞める結果になったのだと思います。二兎を追う者は一兎をも得ず、です。

人が増えて少しは負担が減ると期待していた夫はまた愚痴を零すわけです。「使えない人間の数を増やしたって俺の負担は減らない」猫の手も借りたいのに、説明して”できない”だの”積めない”の文句言われるくらいなら自分が配達したほうが早い…、面倒くさいって思ってしまう。

仕事のできない人間が束になったって有能な一人には敵わないわけです。素人ドライバーよりプロのドライバー。この際に、配送は全部外部委託にしてプロに任せればいいのに…。

だって、でも、と言い訳をする新しく入ってきた事務員にも手を焼いているそうです。配達先の住所、現場の記載もなく、”先日と同じ”と書かれた伝票を渡され、これじゃ配達できないと言うと「だって、そう言われたので」と返され、もう一度確認して欲しいとお願いしても「でも、それでいいと言われましたから」と拒否されたそうです。

発注を受けた人間が、先日と同じ現場、と言われて、「あの現場ですね?」と分かっているならまだしも、分かっていなくて、ただ、そう言われたから、と内容を理解しないまま、言われるままに伝票に書いちゃうところが理解し難いし信じられません。

会社も色々、現場も色々、先日の配達だって色々ある。そもそも先日っていつのこと?取引先は複数あって一社だけが相手ではないし、一日に何件も配達しているから、先日の現場と言われても分からないよ、丁寧に説明しても「でも、だって…」の応酬。

配達できない、と言われているのだから、せめて「どうすればいいですか?」くらい聞いてくれ。何かを指摘されたり注意されて、でも、だってを繰り返す。でも、だってじゃない!子供の言い訳か!と言いたくなります。

結局夫はその人にお願いしても埒が明かないと、古参の事務員に話を振って調べてもらったそうですが、これが毎回続くようであれば古参事務員の負担が増えそうです。言われたことしかしない、できない人が多すぎるような気がします。負担が増えて困るのは古参事務員でしょうから彼女の教育次第なのでしょうけど厳しすぎるとパワハラで訴えられる時代、指導するのも気を使いそうで気の毒に感じます。事務員採用でも人選に失敗しているように見受けられます。

そんなこんなで、夫の愚痴はしばらく続きそうです。ストレスの捌け口は必要でしょうから、聞くことしかできない私は黙って聞いています。夫の話を聞けば聞くほど、半年間勤めたブラック企業を思い出しストレスを感じてしまいます。

お読みいただきありがとうございました。