勤務一日目、仕事を教えてくれる引継者(“彼”)がいい加減すぎて戸惑っていると、勤務三日目から一人で仕事することになった。なんとそのいい加減な引継者(“彼”)はもともと夜勤で、引継ぎをするために三日間だけ日勤をしているだけ、とのこと。勤怠などの事務手続きから経理まで全部私の仕事だと言われた。
前任者は突然の出社拒否で退社したという。同じような引継ぎの状況でミスをして始末書を書かされたようでした。たった三日間で、ましてや超適当な引継ぎで、ミスなく仕事などできるわけがない。教えてもらっていないことをやれと無理難題言われ、挙句始末書を書かせたのです。始末書を書くべきは引継ぎをした“彼”であって、数日しか引継ぎ日を設けなかった会社の責任ではないか。
たった三日間で引継ぎできるわけないですし、ミスはしないに越したことはないけど、ミスをしない人なんていないと思います。色々なミスを経験して覚えていくことが大切なのに、ミスをしたから始末書というのはおかしいと思います。
始末書を書くということは相当な懲戒処分です。前任者がどんなミスを犯したかは不明ですが、会社の不利益になるようなことをしたとは思えません。前任者が突然の出社拒否になったことも腑に落ちました。
「この会社で一番変なのは社長だから」と言われたときに、これはヤバイやつだ、と直感しました。社長を始め本社の人間も営業所の所長も社員もみんな変な人で、一緒に仕事したくないタイプの人間でした。類は友を呼ぶってこのことか。朱に交われば赤くなるで、みんな変になっていくものなのかな、などと思いながら、きっと前任者も私と同じ理由で辞めていったのだろうと思いました。
ヤバイ会社だと分かった時点で辞めようと思ったのですが、仕事内容に不満はなかったので続けていました。でも半年が限界でした。前任者のようにいきなり出社拒否は社会人としてマナー違反なので“親が倒れて介護が必要になったため”という嘘の理由で退職を申し出ました。飛ぶ鳥跡を濁さず。辞める本当の理由を言って改善されるなら言う価値あるけど、言うだけ無駄な会社だから言わない。人間も一緒。常識が通用しない人間と話をしても時間の無駄。
前任者が辞めるきっかけになった“彼”をなぜ、雇い続けているのか?疑問に思ったけど理由は歴然。“彼”は会社の言いなりで便利な存在だからだ。要するに会社にいいように使われているだけ。
ではなぜ“彼”もそんな状況を受け入れているのか?それは他に雇ってくれるところがないから。仕事ができない人ほど会社に執着すると言われる由来がこれだ。いいように使われているだけなら仕事も適当でいいでしょ、というのが “彼”の本音だろう。
私から言わせると、どっちもどっちだ。退職する理由はいくつかあると思うけど、私は人間関係と健康問題だと思います。それに加えて会社の将来性なしだったら、そく退社決定です。
夫が転職し自営業になったのは健康問題、私が初めて転職した時は人間関係が理由でした。ストレス抱えながら仕事しても体壊すか精神病むかいずれかです。ストレスは万病のもと。半年で辞めて正解でした。また振り出しか、と思っていたら、なんとまさに私が求めていた条件の会社に見事採用していただきました。捨てる神あれば拾う神あり、です。今もその会社で快適に働かせていただいております。
仕事を辞めてもどうにかなるものです。尊敬できない社長だったり、頭の悪い上司だったり、クズな社員だったり、足の引っ張り合いばかりしている人の集まりだったら、その会社の未来は暗いです。
こんな会社、同僚だったら辞めることを考える、と思う条件を挙げてみます。
- こんな会社嫌だ
社員同士の中が悪く足を引っ張り合いばかりしている(雰囲気が悪い)
仕事をしないふざけた人間を重宝し雇い続けている(やる気が失せる、不愉快)
形式ばかりに拘り重要でないことに時間をかける(仕事効率が悪い)
いつでも社員募集をしている(優秀な人材が育たない、すぐ辞める)
将来性がない。成長が見られない。会社のために頑張ろうと思えない(魅力がない)
- こんな社長嫌だ
威圧する。人望がない(社長が来ると社員が逃げる)
意見を聞かない。自分の意に反するものは排除する(ワンマン経営)
躁鬱が激しく、機嫌が悪いと激昂する(ヒステリー)
経営手腕が乏しい、事業内容知識不足(世襲)
- こんな上司嫌だ
「テメェーよー」「この野郎」とか社会人としての言葉遣いが出来ていない(下品)
社員、社長までもアホ扱いで扱き下ろす(陰口悪口のオンパレード)
アホ呼ばわりしていた社長に、気持ち悪いくらいゴマをする(態度激変)
パソコン操作が皆無(事務的スキルゼロ)
一般常識、教養ゼロ(頭が悪い)
- こんな同僚嫌だ
言い方が高圧的で上から目線(「~って言いましたよね!」「~じゃないですか!」)
ミスを指摘されると逆切れし人のせいにする(責任転嫁)
言い訳が子供じみている(「だって、でも」を連呼)
手順通りにしか動けずイレギュラーに対応できない(思い通りにならないと荒れる)
些細なことに拘り面倒くさくする(関わりたくない)
いつもイライラして何かに腹を立てている(不愉快)
対策としては、極力ミスをしないように、キャパシティ内での仕事をこなす。それ以上を求められたらはっきりと断る。私の場合、経理事務は未経験だったため、月次決算作業はお断りしました。十分な引継ぎ時間があれば仕事なのでやりますが、いかんせん三日だけでは無理です。
苦手な人に対しては、社会人として必要最低限のやり取りだけにして、深い付き合いは避け適度な距離を保ちます。独りよがりな人は支配したがる傾向があるので、適当に聞き流します。ハラスメントをする人や独りよがりの人は可哀そうな人ですので同情してあげましょう。きっと、いや、間違いなくプライベートも不幸な人でしょう。それでもしつこく干渉してくるようであれば、上司に相談してみて改善を促す。そもそも相談できる上司がいなければ改善策なしです。辞めていいと思います。
ストレスを溜めるといいことありません。仕事を家庭に持ち込まない主義ですが、かなり愚痴をこぼしていたらしく、見かねたのか「そんなに嫌なら辞めたら」と言われました。余裕がないとイライラが伝染するのです。半年間のブラック企業勤務で感じたことは、決断は早い方が傷は浅いということです。心と体の健康第一で考えましょう。
お読みいただきありがとうございました。