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結婚したら子供を産まなきゃ

結婚したら子供を産まなきゃ

私がとらわれていた「しなきゃ」

LIFULL STORIES
by LIFULL STORIES

子供は自然にやってくるものだと思っていたけど、待てど暮らせどコウノトリはやってこない。36歳の晩婚、一年目はなぜかまだ避妊。二年目で欲しくなって妊活に励むも自然妊娠はできず、三年目になって病院へ行き検査すると、「ご夫婦ともに問題はありません、年齢と相性とタイミングの問題でしょう」と言われました。子作り解禁すればすぐデキると思ったのがそもそもの間違い、自分の年齢を考えてすぐ子作りに励むべきでした。

しばらくタイミング療法を続けましたが撃沈、そして40歳を目前に控え人工授精に切り替えました。一回目の人工授精に失敗した時点で、医者には体外受精を勧められました。年齢的に一刻の猶予もない、とのこと。

精神的にかなり追い詰められてギリギリの状態、夫と話し合って、不妊治療をやめる決断に至りました。「諦めた途端にできる場合もあるし…」慰めてくれた高齢出産の友達もいましたが、一向に気持ちは晴れることはありませんでした。

妊活中に東日本大震災に被災したことも多少ならず影響したことは間違いないと思います。バセドウ病になり、体重が30キロ台まで減少し、生理が止まってしまいました。バセドウ病という診断が確定されてからは投薬治療のおかげで生理は復活しましたが、そこで貴重な半年間が奪われました。

甲状腺治療と不妊治療、毎朝体温をつけて体温が下がるたびに気持ちが沈み、その翌日に生理になる…、少し生理が遅れるとちょっと期待したり…、でもやっぱり体温は嘘はつかないわけで…。生理になると一日何もしたくなくて泣いて過ごしていました。無気力だし、甲状腺疾患のせいで体は震え息切れや動悸もありました。少し動いただけでもの凄く感じる疲労感。白血球が薬の副作用で減り始める症状が出始め、投薬治療がドクターストップ、摘出手術かアイソトープ治療に切り替えるよう言われました。

その時点でアイソトープ放射線治療)を選択する、ということは、ほぼ赤ちゃんを諦めることでした。なので、手術を選択。甲状腺摘出手術を終えてからは体調はみるみるよくなり、今まで辛かった動悸や疲労感が嘘のようになくなりました。その後一回目の人工授精に挑戦しましたが撃沈した次第です。

結局子供を授かることはできず今に至っておりますが、やれることはやったので後悔はしていません。43歳の時に生理は来なくなりました。早期閉経ではないとしても、43歳での閉経は比較的早い方かな、と思います。兄が交通事故で亡くなったり、親友が病気で亡くなったり、色々あったので、精神的なことも影響しているのかも知れません。まったく乱れることない3週間という短い生理周期の頻発月経だったことも原因かなとは思います。もともと自然妊娠しにくい体質だったのでしょう。

女に生まれたからには子供は産んだ方がいい、まだできないの?心無い言葉に傷つき苦しんだ時期もありましたが、夫からの言葉に救われました。

「別に子供が欲しくて結婚したわけじゃない、自然に任せよう」

涙が出ました。子供を産まなきゃ…、と誰に押し付けられているわけじゃないのに、勝手に感じていた「結婚したら子供を産まなきゃ」という既成概念。

10年前はこんな世の中になるとは思っていなかったので、子供が欲しい、という気持ちが強くありましたが、もし今私が子供を持てる年齢だとしたら、子供はあえて作らない選択をしたかも知れません。

これから生まれる子供の未来を考えると”欲しい”という親のエゴだけで産むのは可哀そうな気がしてしまいます。残念ながら今の社会では、子供を産んで育てたい、という気持ちになれないのが本音です。

自分のことだけで精一杯で、家庭を持ち子供を育てる余裕なんてない、そんな若者が多くいる限り少子化はどんどん加速するでしょう。子供を育てたいと思わせるような魅力的な対策を打ち出さない限り日本の未来は暗いです。

子育て世帯の税金免除とか、医療費無料とか、せめて出産費用は全額無料にしてあげたらどうかと思います。出産一時金だけなんてぬるいです。

一番幸せなのは、好きな人と出会い、結婚し、生活している中で自然に子宝に恵まれる、これが理想なのですけど…。色々複雑に考え過ぎだし、結婚するより楽しいことがいっぱい溢れているので、家庭を持つことへの憧れが薄いのかも知れません。

自分が晩婚になった理由は、自分の自由を諦めてまで結婚したいと思える相手に出会えなかったことが原因だと思います。その証拠に夫と出会い好きになったら半年で結婚しました。法律で縛り付けたい!私だけのパートナーになって欲しい、あの頃の私の必死さ、思い出すだけで笑えます。人生のプライオリティが変わった瞬間です。努力して捕まえた年下の夫です。大事にしないとバチが当たります。

子供がいない夫婦、子を持たない選択をする夫婦、子供が欲しくてもできない夫婦、色々な夫婦がいます。子なし夫婦でも心地よく暮らせる社会づくり、少子化対策には協力できませんが、せめてこれから家庭を持つ若い世代の負担にならないよう、細々と暮らしていければな…、と思っています。

自分たちの老後は自分たちでなんとかする。政府や年金制度には頼らず、自分で用意する。それが子なし夫婦ができる社会貢献なのかな、と。老人ヘイトの若者に嫌われないようにしないと。老害と呼ばれないように、自立したカッコイイ老人を目指したいと思います。岩城滉一さん結城アンナさんのようなイケカッコイイ夫婦が憧れです。

これからの「しなきゃ」は、老後の資金確保に向けての節約と貯蓄です。idecoに積立NISA、24年からはNISA枠が広がるので余剰資金でさらに投資したいと思います。子育てにかかる費用がないので、その分まるまる貯蓄のアドバンテージになっている感じです。

子供を育てるということは大変なことです。お金の問題は勿論、常識ある人間に育てることができるかどうか?親にかかっていると思います。親が非常識だったり、育児放棄だったり、暴力だったり、悲惨な家庭環境で生まれる子供たちがいる。

悲惨な家庭環境下、親の愛情を知らないで育った子供が成長するとどうなるか…。無敵の人になる。誰かとの出会いで境遇が変わり、反面教師にして立派に成長する人もいれば、親と同じ道を辿る人もいるでしょう。どう成長するかは、その人が誰に出会い、誰に救われるか?だと思います。人生のスイッチがいつ押されるか、です。

今さかんに問題になっているSNSでの炎上動画を見ると、子供を産み育てることがリスクのように思えてなりません。親の責任は重いと思います。一生懸命愛情かけて育てても、必ずいい子になるという保証はありませんし、子育ては誰にとっても初めての経験で手探り状態、甘やかしすぎても厳しすぎてもダメ。子育てが成功したかどうか?はその子が成長して大人になってからしか判断できません。これが子育ての怖いところだと思います。

普段”お題”について書くことはあまりありませんが、購読している方のblogを読んで触発されました。キャンペーンがあると応募したくなります。ギフトカード、当たらないよね…。キャンペーンがあると「応募しなきゃ」と思ってしまいます。応募しなければ当たるものも当たらない、宝くじや懸賞と一緒です。

お読みいただきありがとうございました。