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子は親の鏡 Z世代の親世代の話

新人君が難しい。というより今どきの若者が難しい。夫が委託配送で関わる会社の新人君がかなりマイペースで困惑しているようです。困惑の理由を挙げてみよう。

  1. 先輩社員や委託業者の夫より遅い出社
  2. 先輩が仕事しているのに手伝いもせず指示待ち待機
  3. 教えてもらっているのにメモを取らない
  4. 以前に教えているものを何度も聞かれる
  5. 先輩社員が仕事をしているにも関わらず先に昼食休憩に入る
  6. 配送業務なのにスーツスタイル
  7. 発熱を隠し出勤(後日検査でコロナ感染発覚)
  8. 自分で荷物を積み込めない、配達伝票をまとめられない
  9. 臨機応変に行動できない、自分で判断できない
  10. 配達が遅い、ルートを組めない、配送なのに運転が苦手

言いたいことは色々あるらしいけど、夫は部外者。ただ配送のプロなので教えることは多いらしい。そこで困っていることが、教えても教えても同じことを何回も聞いてくる、説明に疲れる、で、帰宅時にはぐったりしています。そしていつもの如く愚痴が始まります。愚痴を聞くのが私の役目。私のストレスはブログで発散します。

最近は毎日のように自分の配達が終わると新人君を手伝いに行くそうです。夫が20件近く運び終えた時点でたったの2件しか配達できてなかった時はさすがにぶち切れそうになった、と言っていました。今の20代はZ世代と言うそうですが特徴はデジタルネイティブSNS依存)だそうで、平等性と合理性を求めるらしいです。

お遊戯会では全員主役、徒競走では順位は付けず、という教育時代ですか。先輩社員が仕事をしていようがお構いなしできっちりオンタイムで出社したり休憩に入るところがZ世代の特徴なのでしょう。合理性を求めるなら仕事効率だったり自分なりのやり方を模索して考える力を発揮しても良さそうですが、そういった自分で何かを進んでやろうという気概が感じられない、と夫は言います。また体調の不調を訴え始めているので心配です。

ある日新人君と合流した時の事です。新人君は配達先のエレベーターが点検中で使えず動くまで待機していたそうです。いやいや、点検が終わるのを待つのではなくて後に回そうよ。配達先が郊外で離れているなら待機も止む無しですが、街中なんだし次の配達先近いし順番入れ替えればいいじゃん、夫が指摘すると「確かにそうっすねー」みたいな。全然合理的じゃない。

私が指導する立場だったら許すのは2回まで。3回同じことを聞かれたらちょっと嫌味くらい言うかもしれません。出社するのに筆記用具持参しないとか、配達業務なのにビジネススーツに革靴って。ないない。基本が出来てない。配送業務舐めてんのか。

添乗員がミニスカ花柄ワンピース着てハイヒールサンダル履いてたらビックリですよ。その業務に適したスタイルがあるし、分からなければ先輩に聞けばいい。

先輩や夫が配送用手袋を使っていたら自分も同じものを用意する。周りの人達を見習って自分で考えて必要なものは買い揃える、それくらいは社会人として出来て当たり前だと私は思うのです。

添乗員の新人見習いの時、常に自分で考えるようにと指導していました。何が必要か自分で考えて準備する、添乗の仕事は特にやり方に関しては人それぞれです。他の人のやり方を見ながら自分に取り入れたり、マネしたり盗んだり、試行錯誤しながら自分の添乗スタイルを確立していくのです。やり方やルールは自分で作る、誰の指示も受けず自分流で仕事ができる、これが添乗員の一番いいところで面白さでもあります。

人から指図されてその通りに動くなら馬鹿でもできます。(言われたことすらできない人間も知っていますが…)教えられたことを自分なりに効率よく合理的に進めていく力が仕事では求められます。どんな職種だって合理的がいいに決まってます。

夫の委託先会社には、違法配送の理に適っていない人が一人いるので、新人君まで同じタイプだと困る、と夫は嘆きます。理に適っていない仕事ができない人(拗らせオヤジ)の話は別記事で

u-tantantan.hatenablog.com

熱があるなら会社に来るな。コロナ禍の今は常識です。何故会社に報告しない?当たり前の報連相ができないのは社会人として致命的です。SNS頼りでググれば何でも分かります、みたいな感じなのでしょうか。人に報告や相談することを知らないらしい。

下手に厳しくして訴えられても面倒だし、ましては夫は部外者。でも新人君のフォローをしないと自分の仕事に影響が出るそうで、一刻も早く帰りたい夫は悩ましいジレンマで増々ストレスが溜まっているようです。さすがに何度も同じことを聞かれて嫌気がさした夫は「覚えられないならメモとったら?」と言ってしまったそうです。

コロナに感染して休んでいた新人君。やっと復帰してようやく仕事に慣れてきたかと思いきや、未だに自分でルートも組めず夫がアドバイスするも、積荷はぐちゃぐちゃ、配達伝票は散らばり、挙句配達先を間違えるなどトラブル続きで一向に成長が見られない新人君らしいです。配達センスないのかも、と夫が気にしていました。

そもそも、採用の時に業務内容が配送と分かっていたのか?疑問が残ります。もしかしたら、募集内容が営業だったのかも知れません。自分は営業だと思っていたのに入社してみたら配送でビックリ、なんて事もありえる?車の運転自信なし、道路も詳しくない、それで配送業務に応募します?もし騙して募集したなら会社に問題ありそうです。

採用する人もつくづく人を見る目がないと思います。面接時にドライバーとしての適正があるかとか、やる気、話し方、態度、考え方、得意な事とか、ある程度の話はしていると思うのですが。募集しても応募がなくて、という理由だけで来るもの拒まずで採用してはダメ人間しか集まりません。

ダメな人間は阿武町の税金横領の彼もそうですが、見た目でダメ人間オーラ感じます。人は見た目で判断してはダメだと言うものの、やっぱり下品な言葉遣いだったり教養の無さ、洋服センスや雰囲気などで育った環境とか交友関係とか分かってしまうものです。経験上そういった身なりの人と実際に話をしてみると、見た目通りやっぱりか~期待は裏切らないな、と納得することのほうが多かったです。

配送がやりたかったの?という夫の質問に新人君は「どこも採用もらえなくて、ここだけだったので」ってぶっちゃけていたらしいです。だろうね。しかも、前の会社を辞めた理由が「昼休憩がまともに休めない会社だったから」だそうです。甘すぎます。

拗らせオヤジにしろ、カナブンにしろ、新人君にしろ、問題ありな人ばかりを採用している会社も珍しいです。配送業務で採用するなら、車が好きとか運転が好きとか道路は詳しいですとか、少なくても体動かすことが好きですくらいは言って欲しい。

せめてやる気のある人を選べばいいのに、と思ってしまいます。若い人を雇いたい気持ちは分かりますが適正なし、やる気もなしでは続かないと思うし、やっと仕事慣れてきたかな、って思った頃に辞められたらダメージ大きいです。

どの企業でも試雇期間があると思うので、使えないと思ったら早めに判断して切るほうが傷は浅くて済むと思います。先輩社員が営業に上がったら新人君が配達先の振り分け作業を仕切らなければならないそうで、今のままでは到底無理な話です。

いっそのこと、配送業務全てを一括して軽貨物に委託するほうが素人がやるよりよっぽど合理的で効率いいと思います。違法業者の拗らせオヤジも高い金払って雇うのは経費の無駄。変なお情けは捨ててさっさと契約解除して、代わりに軽貨物2台入れた方が断然効率上がると思います。

私も夫も氷河期時代の人間です。就職から躓いた世代です。嫌なことも努力して必死に働いてきました。今のゆる~い若者の感じにはどうも馴染めません。新人君の話を聞いてイラっと感じてしまうのは私だけでしょうか。日本の将来が暗いのは若者の危機感の無さが問題なのかも知れません。

親の顔が見てみたい。その親が私たちの団塊ジュニア世代。私たちの世代が学校教育をダメにした元凶で今の若者を作ったのか、と思うとなんだか萎えてしまいます。

子は親の鏡と言いますから複雑な心境です。モンスターペアレント問題が出始めたのも2000年頃、丁度私たち世代が子育て中の頃ですよね。親が甘やかしすぎたのか、学校で叱ったり厳しすぎる指導が難しくなっていったのも私たち世代の親が原因と考えられます。

全員プリンセスで全員が王子様、競争しない、順位はつけない。道徳心や倫理を学ばず、考えて行動することも学ばない。指示通りにしか動けない。そんな子供時代を過ごして大人になった人間が社会で仕事に就いたとき初めて思い通りにならない壁にぶち当たる。挫折を経験するのは早いに越したことはない。

人生挫折と妥協の繰り返し。子供時代に何が良くて何が悪いのか、もっと考える力を養わないとモラルのない一般常識欠落人間を量産するだけです。勝負をし競い負けて悔しい思いをし努力して報われる。報われないこともある。それが挫折。そういった経験が大人への成長過程だと思います。

思い通りにならない人生、弱者への思いやりなど子供の内から学ぶべきです。勉強は勿論大事、でも道徳を軽んじすぎてはないだろうか。

私に子供がいたらどんな大人に成長したでしょうか。多分、猿みたいに毛深くて視力が悪くて身長が低くて顔が潰れてて…、こわい、こわい。いーや、夫と中和されて可愛くて賢くて優しい子になっていたと思います。結婚した年に子供ができていたら今年で13歳くらい?いないけど。子のいない人生も悪くない。バカ親にならずに済みました。

お読みいただきありがとうございました。