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一人暮らしの高齢者が孤独死寸前だった話

夫の身内の話。結構深刻な話です。祖母と叔父は二人暮らしでした。100才になる祖母は脳梗塞で麻痺が残る叔父(自分の息子で長男)の面倒を見る元気なご長寿老人でしたが、2月下旬に倒れ今は寝たきりで入院中、今後の自立生活は無理だそうです。祖母が倒れた後、麻痺が残る叔父は一人暮らしになりました。

その叔父が倒れて入院したのです。叔父の入院を知らせる短いメッセージが義母から夫に届きました。夫が何度も電話するも応答がありません。私は叔母にLINEを入れました。数分後叔母から電話があり、叔父も義母も命に別条がないことが確認できて一安心です。

義母が祖母の面会に必要なものを取りに実家へ寄ったとき、ポストに1週間分の新聞が溜まっていたので、あわてて合鍵で部屋に入ると叔父が倒れていたそうです。

叔父は脳梗塞を再発させたらしく倒れて頭を打ちしばらく動けなくなっていたそうです。同伴していた叔母は「死んでいることも覚悟した」とのこと。発見が遅れれば独居老人の孤独死になるところでした。

祖母に加え半身不随の叔父までも入院。世話や介護の問題、お金の問題。体調も勿論気になるところですが、お金の面でも夫の身内は色々複雑な事情があるのです。

前々から祖母が亡くなってからの叔父の処遇をどうするか?など、先々の話し合いをするべきだとは思っていましたが、そういった話し合いの場もなく今まできてしまったようです。外孫の嫁である私が口をだせるはずもなく、私にはどうすることもできません。祖母は長男の面倒は自分で見る、もしくは自分で看取るつもりだったのでしょうか。因みに祖母は長女(義母)、長男(独身で同居)、次男(すでに他界しており祖母が看取った)、三男(婿養子に出ている)の4人子供がいる。

祖母が義母に保険をかけて自分が受取人になる保険契約を結んだと聞いたときはズッコケました。80才を超える母が60才を過ぎた娘に死亡保険をかけるその感覚が理解できません。その保険契約は義母が速攻解約させたそうです。義母や叔父夫婦は保険契約詐欺に引っ掛かったのだろう、と言っていました。被害は2カ月分くらいの保険料で済んだらしく傷は浅かったようです。

長男第一主義の祖母は長男で同居の叔父だけに遺産を残したいのかも知れません。義母が一番心配しているのは長男の叔父がお金にルーズだということ。叔父はあればある分使ってしまう性格で貯蓄の概念がないといいます。おまけに現役時代年金も納めていなかったらしく今は祖母の年金だけで暮らしている、と言っていたような…。

遺産放棄するのは構わないが、叔父が散財し有り金が尽きた時、援助をしないといけないのは身内なわけで、義母や叔父夫婦になります。その時のために遺産は三人で均等に分けるべき。義母はそう考えているようです。

相続の話とか、介護の話とか、避けては通れない話です。これからどうするつもりなのでしょうか。義母は祖母(母)と叔父(弟)の世話でストレスを抱え倒れる寸前です。

祖母は北海道の荒地を買わされたり(ほぼ無価値な土地)詐欺のカモにされています。土地の他にも色々と詐欺まがいなものに契約させられたり私が嫁に来てからも色々な事件がありました。義母は事あるごとに祖母に振り回されています。詐欺のかかり具合は出回っている詐欺顧客リストに名を連ねていること間違いなしです。

なんとかして資産を増やしたいという強い想いがカモにされる一番の原因だと思います。祖母のお金に関しての執着や貪欲さは凄まじいものを感じます。

自分の親だから仕方ないと言いながら世話をする義母を見て気の毒になります。私が口を挟む問題ではないのは承知していますが、祖母の義母に対する態度が少し酷すぎると思うことがあります。

夫の身内なので悪く言えませんが、祖母は少し義母のことを蔑ろにし過ぎです。何か物が見当たらないと義母が盗んだと言ったり取られたなどと訴えることがあります。認知症かも知れませんが義母に対する被害妄想が酷すぎます。

夫のことを外孫だからダメ呼ばわりしたのも癪に障ります。叔母から聞いた話では長男の結婚に反対して破談にしたそうです。内孫ができたかも知れないチャンスを自ら奪ったのです。因みに叔父と叔母の結婚(叔父は婿に入った)にも猛反対したそうです。

祖母が寝たきりで会話もままならない今、姉弟で話し合うしかないのでしょう。これからいつまで続くか分からない祖母と叔父の入院の世話や見舞、不在になった家の維持管理など問題山積です。

祖母が入院してから叔父が一人で暮らしていることに心配ではありましたが、まさか1週間も倒れていたとは驚きです。無事で何よりでした。

半身不随の叔父はこれからどうなるのでしょうか、かなり心配です。退院できたとしても一人暮らしは無理だと思います。施設に入るにしても入居に必要なお金を叔父が持っているとは思えません。祖母のお金をあてにするとしても、祖母の資産がどれくらいなものか?誰も把握していないというのが現状のようです。

見守りカメラを導入する、宅配食事サービスを利用する、セコムなどで行動範囲にセンサー導入して生存を確認する方法や電源のスイッチで生存を確認する方法もあるらしいです。一番いいのは施設入居だとは思います。半身不随なら特別養護老人ホームに優先的に入居できるかも知れませんが要介護3であるかどうか、それすらも分かりません。

母の姉(伯母)が一人暮らしなのですが、従妹と毎日メールか電話で無事を確認するそうです。両親もそうですが子供がいれば電話なりメールなりで毎日連絡しあうことも可能ですが、叔父には子供がいないためそれも難しい状況です。

子供がいないとなれば、姉弟の義母と婿に出た叔父(というより叔母になると思う)が面倒を見ることになると思いますが、みんなそれなりに高齢です。となると次は甥の役目?いやいやいや困る。

夫にとって両親同然に世話になっている叔父夫婦や母親を助けることは当然のことですが、親しくもない叔父の介護は勘弁です。とにかく半身不随の独居老人をどう見守るか?が今後の課題です。

私の両親は子供全員に保有資産の詳細をぶちまけています。いざとなった時のために銀行の暗証番号も全部聞いています。遺産相続についての話し合いもしています。なるべく遺産は残さず使い切る。そう言っていますが、体が動かないので旅行も行けず浪費したくてもできない状況で年金生活でも貯まる一方です。羨ましい。

長生きリスクで老人ホームなどの施設入居を考えなくてはならなくなってもまだ余裕のある資産状況で一安心です。父が勤勉に真面目に働き母が質素倹約してきた結果なのですが、金銭的に子供の世話にならないって凄いことですよね。

最近終活に目覚めたのか断捨離をし始めた母です。実家に置きっぱなしのあれやこれや、私の独身時代のコレクション、映画やコンサートのパンフレットだの、本や雑誌に漫画、思い出の写真が詰まったアルバムなど本棚を処分したいらしく、持って帰れと言われ続けています。古すぎてブックオフでも買い取れない代物ばかりです。

父の認知症が進み、記憶が飛んだり失くしたり戻ったりの不安定さが気になるところではありますが、遺産相続に関してはわが身内は何の問題もありません。一番恐れていることは父の世話をしている母がストレスで倒れることです。

気がかりは夫の身内です。どうなることやら。コミュニケーション不足もここまでくると感心してしまいます。頼むからもっと話し合って欲しいです。今後ますます負担が増えるだろう義母の体が心配です。嫁姑問題が再燃したりしても困りますし、ここは家族みんなで協力しあって乗り越えていくしかないです。長男夫婦と義母の同居問題は別記事で

u-tantantan.hatenablog.com

もともと義母は長女気質で一人で抱え込むタイプなのでストレスで倒れないか心配です。今度の週末でも祖母の面会も兼ねて訪ねてみようと思います。私に出来ることはストレス発散の捌け口になることくらいです。

年を取ると病院に行くことが多くなります。年を取るとはそういうこと。長く生きれば生きるほど人の死に目に会う。体が動かなくなったら長生きしたくないなぁ…。死ぬのを待つだけの人生なんて辛すぎる。尊厳死安楽死を選択できるような制度が日本にもあればいいのに。

お読みいただきありがとうございました。