ストレスフリーを目指すブログ

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好きな事と嫌いな事

レ・ミゼラブルを図書館から借りてきて読み始めました。日本語が難しすぎて、というより、歴史や偉人を知らないせいでうまく理解できません。ということで、世界史を軽んじてきたことを今更ながら後悔しています。

世界史だけではなく全ての科目、まったく勉強してこなかったことを後悔しています。勉強が大嫌いなのです。この年になって分かった勉強することの大切さ。だから、と言ってこれから勉強をし直す気にはなりませんけど…。この年で新しいことを始めるなんて億劫です。

中高年になってから大学へ通い出す人とか、何かに挑戦している人や新しいことを始めている人のことを見ると尊敬してしまいます。昔、私をヘッドハンティングしてくれた社長は30代になってから大学へ通い始めたバイタリティ溢れた人でした。

高校を出てすぐ海外へ留学し帰国後20代で会社を興したバリバリのキャリアウーマン社長です。社長に見込まれての中途採用でしたが、私は期待外れだったらしく、社長に求められるレベルに達することができない苦しみとプレッシャーに徐々に心と体を病んでいきました。ストレス性の発疹と過呼吸、出社を試みるが足が動かない、そんなミレニアムでした。

最終学歴が高卒の社長は、会社が軌道に乗るまでガムシャラに走り続け、そして大学でまた経済学を学ぶ社長業と学生を両立するガッツ溢れるエネルギッシュな人で正に私の憧れの人でした。何とか期待に応えたいと私も結構頑張ったのですが、私には能力が足りませんでした。

やれば出来るのかも知れませんが、努力や勉強が大嫌い、向上心なし、悔しいとかそういった感情が希薄なので、闘争心がない私は能力以上の過剰な期待をされるとやる気が失せてしまうのです。伸びる人や頂点に立つ人ってプレッシャーに打ち勝つ力がありますが、私にはそれが皆無。プレッシャーに押し潰されて終わるタイプです。

結婚相手も見つけられず、かと言って仕事が生きがいのような社長のようにはなれない。何をしていいかやりたいことも分からず酒に溺れ惰性で生きていた、死にたいと思っても死ぬ勇気もなく、とりあえず海外に逃げて、10年働いて稼いだお金を使い果たして帰国して仕方なく添乗員になりました。

自分は内向的で人と接せるのが苦手だと思っていたのに、やってみると以外と接客業である添乗員の仕事は自分に向いていて楽しかったので我ながら新発見でした。将来の伴侶とも添乗の仕事で出会うことができましたし、結婚後も続けて気づけばOL事務職の会社勤めを超えて一番長いキャリアとなっていました。私にとって海外逃亡は人生をリセットすることができた、ということで正解だったのだと思います。

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デスクワークもそれなりに好きですが、添乗員がこんなにも自分の性に合っているとは思いませんでした。むしろ”添乗員は私には絶対無理できっこない”と思っていたくらいです。何でもやってみないと分からないものですね。

絶対できない職業は社長業のようなカリスマが求められるものと営業セールス。人の上に立って指示することや指導監督、決断をする立場になるのも苦手。下っ端が心地いい。根っからの末っ子気質です。加えて上に立ちたいとも出世欲もまったくありません。プライドもまったくありません。

自分に何が向いていて、何が向いていないのか?自分を知るには何でもやってみないと分からない。ワルイコあつまれ落合陽一さんのこどもインタビューで落合さんが毎年新しいことに必ずチャレンジするようにしている、と話していて、なるほど、良いことだ、と思いました。好きな事なら継続し、嫌いな事でも意外な発見がある、と。まったく同意します。何事もやってみないと分からない。

勉強嫌いな子供がどうしたらいいか?という問いに、嫌いなことはやらなくていい、好きなことを徹底して極めればいい、と答えた落合さん。興味が湧いたときが勉強する時、勉強はいつでもできる。でも算数や数字は子供の頃からやっておいた方がいい、大人になってからだとなかなか身に入りずらい、分かるような気がします。大人になって算数の重要さを感じます。

レ・ミゼラブルを読み始めて、その時代背景に興味を持ち調べ始めました。今更ナポレオン、フランス革命ワーテルローの戦いなどの検索を始めました。興味を持った時が勉強の時。誰もが知っている常識的な歴史を今頃?と思うでしょう。50才にもなって恥ずかしいことですがそれくらい勉強をしてこなかった、ということです。

日本の観光地を回るようになってバスガイドさんから歴史の話を聞くたびに、昔に思いを馳せ当時の様子を想像すると何倍も面白いことに気づきました。歴史を知った上で見るほうが断然いいに決まっています。

人によって好き・嫌い、得手・不得手、得意・不得意分野があります。それぞれが自分の好きや能力を活かす仕事を見つけることができればいいと思います。何が自分に向いているのか?何が得意なのか?それはやってみないと分からないこと。不得手だと思っていたことが意外と向いていた、性に合っていることはあると思います。

だから一つの会社で一生を過ごす、なんてことは可能性を潰しているようなもので不自然だと思います。年功序列で誰でも昇進・出世すること自体間違っていると思うのです。管理する能力がないのに管理職につける世界、不思議な日本の雇用制度。

可能性を広げるためにも雇用が流動的になればいい、自分に合った仕事が見つかるまで何度でも転職できる、逆に会社も人を選べる、嫌がらせの左遷なんかしないで、正当な理由を言ってクビにすればいい。経営状態によってリストラやレイオフができる、望んだ能力が無い人材は解雇できる、そんなグローバルスタンダードな雇用になるといいな。

能力や経験があれば転職だって容易い事。企業だって雇った人が期待外れだったらクビにできるようでないと怖くて雇えないと思います。欲しいと思ったら取りに行く、失いたくない人材には昇給や職場環境改善、福利厚生の充実などで応える。

経験を積んだら独立して好きな事を自営やフリーランスでやるのが理想でしょう。能力があればどんなカタチでも重宝されると思いますし。必要な人材、と言われれば嬉しいですし、好きな仕事ならモチベーションも上がります。

長くダラダラ残業し休日出勤するようなモーレツ社員が”できる社員”と間違った評価がされる異常事態なニッポン、変ですよ。それは”仕事が遅いか効率が悪い、できない社員”という評価になると私は思います。

もしくは仕事時間に収まらないくらい仕事を押し付けられたら、改善を申し出て改善がされなければ辞めればいい話。改善が見込めない、人の意見を聞けない、そんな会社だったらブラック確定、長く勤めるだけ時間の無駄です。

社長のためなら、って思えるような尊敬できる献身的な社長だったら頑張ろうかな、って思うかも、ですけど…。私の経験上、人の話を聞けない上司や高圧的な社長がいる会社はダメでしたね。そんな社長の側にいるのは腰巾着のイエスマンばかりでした。

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私が最も病んでいたミレニアム、あれから23年、母が私を産んだのが31才だったので、私も成人式を迎える子供がいてもおかしくない年齢になりました。辛かった不妊治療の甲斐もなく授からなかった赤ちゃんですが、ぶっちゃけ今はできなくて正解だと思っています。こんな世の中にこれから先明るい未来があるとは思えないのです。あんなに欲しかった赤ちゃんなのに…。

若者が選ぶ道が闇バイトかと思うと…、そこまで追いこまれている若者がいるのに日本人は私を含めてですけど呑気なものです。バブル崩壊から30年に渡り経済を止めてしまった固定的な終身雇用制度が招いたい結果だと思います。

くら寿司やはま寿司での迷惑動画が炎上していますけど、イタズラしているのは中高生に見えます。成人だとしたらやることが幼稚すぎて驚きですけど、多分あの子達の親が自分と同世代だと思います。

おバカ世代のモンスターペアレントが産んで育てたモンスターチルドレンなのでしょう。どんな育て方をしたらあんなモンスターを作り出せるのか?同世代として恥ずかしくて情けなくなります。バカ親の顔が目に浮かびます。ふざけただけ、だだの遊び、若気の至りなんでしょうけど、代償は大きいよ、きっと後悔すると思う。反省も後悔もしないようなら人間終わってる。

読書の途中で分からないところを検索しようとパソコンを立ち上げたらブログに脱線してしまいました。脱線ばかりでページが全然進みません。本の返却日が迫っていますが読み終わる自信がありません。と、いうことで読書に戻ります。

お読みいただきありがとうございました。