ストレスフリーを目指すブログ

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幸せのスタンダードについての話

数少ない同級生からLINEが来た。とうとう下の娘が就職して無事子育て終了、これからは第二の人生謳歌するよ、とのこと。そうか~、そういう年齢になったのだ、彼女には二人の女の子がいて長女は結婚し子供もいるので、もう孫の面倒を見るおばあちゃんなのだ。とても若いので俄かに信じられないが、若くして子供を産んだので50才で孫がいても全然不思議ではないのだ。

義姉も私より2つ年下の48才ですが、もうすでに3人の孫がいるおばあちゃんです。私が結婚のご挨拶に行ったときにはまだ中学生だった姪っ子が今や3人のお母さんです。時が経つ速さを感じずにいられません。年の離れた甥っ子も出会った頃は幼稚園で体は小さい方だったのに、いまや180センチ超えの高校生でビックリです。会う度にどんどん大きくなっていくので2メートルになる日も近いのでは?と楽しみです。スラっと細くてモデル体型の可愛い甥っ子です。

私には子供がいない。結婚したのが36才で晩婚だったこともあるが妊活空しく子宝に恵まれることはなかった。病院のお世話にもなりましたが赤ちゃんを授かることができませんでした。赤ちゃんを授かることはある意味奇蹟だと思います。

人工授精に撃沈した後、体外受精について夫と話し合った結果、自然に任せようと決め治療を止める決断をしたときに、なんだか肩の荷が下りたようなホッしたような、そんな気持ちでした。その時にはすでに、”子供のいない人生”に考えがシフトしていたような気がします。夫が「自然に任せよう」と言ってくれたのが救いでした。

子供が欲しくなかったわけではない。勿論欲しかった。でも、なんでそんなに欲しいのか、が分からなかった。ただ、半ば当然のように子供が欲しい、結婚したら子供ができて当たり前、そう思っていた。その当たり前が当たり前ではないと思った時に、マズイと焦り始めたのだと思います。

もしかしたら、私には子供を育てるということの準備ができていなかったのかも知れません。子供を育てる技量が備わっていない、というか、自分自身がまだ子供(精神的に)で子を持つ覚悟ができていない、と言うか。母に産みの苦しみを何度となく聞かされていたので、怖いという気持ちもありました。果たして痛いことが苦手な自分にお産が耐えられるものなのか…。そんな思いがあったことは事実です。何と言っていいか難しいですが、子供を産み育てるってそれくらい大変なことなのだと思います。

まだできないの?年齢的にも急いだほうがいいよ、女に生まれたからにはお産は体験すべき、心無い言葉を言われる度に涙が出ました。不妊治療中の誰しもが経験することだと思いますが、デリカシーのない人間に傷つけられ心が不安定になりそれが体に影響する。悪循環です。ストレスマックスの状態で子供が授かるわけがありません。子供は幸せが運ぶものだからです。体温が下がった朝の何とも言えない気持ち。またダメだったか…。自分は子供も産めないダメ人間、無価値な存在。リセットするたびに無力感に苛まれ落ち込んでいました。

普通なら結婚して子供を産んで、子育て終了して第二の人生を歩む。子がない私は普通ではないのか。子を持たない選択をした夫婦は普通ではないのか?否そんな事はない。いまや夫婦のカタチはひとつではない。生きやすい世の中になりました。もはやスタンダードがない時代。ジェンダーレス、マイノリティー、自由。素晴らしい時代になりました。色々な問題を抱えながら苦しむ人が自分を偽ることなく表現でき、差別に苦しむことなく生活できることは素敵なことだと思います。

色々な意味で戦国時代に生まれなくて良かったとつくづく思う。その時代だったら石女と言われたかも知れませんが、いまの時代誰もそんなこと言いません。大河ドラマを見て毎回思うのですが、本当に800年前にあんなことがあったのか?源頼朝が嫌いになりました。洋ちゃんも嫌いになりそうです。これからどう描かれるのか楽しみです。やっていることは残酷なんですが、三谷脚本がそれを軽く描いているというか、ギャグを取り入れてコメディータッチなところが好きです。頼朝が洋ちゃんにしか見えないので笑ってしまいます。好きです、洋ちゃん。ぶっ飛んでいる義経もいいですね。充分いっちゃってる政子がフツーに見える不思議。義時がすごく真っ当に見えます。

大河ドラマは大好きなのですが見始めたのが”直虎”からだったので、”真田丸”を見ていないので時間を作って一気見しようと思っています。

春ドラマ、始まりましたが私は興味のあるドラマの第一話は全部録画するようにしているのです。1話を見て2話以降録画するか離脱するかを決めるのです。それを夫が「無駄だ」と文句を言うのです。何が無駄かと言うと録画する電気代です。1時間ブルーレイが動いて正味いくらなのー!って感じです。使用頻度が高いと寿命が早まるからもっと見たいものを絞って録画しろ、と言うけど、だから1話目だけとりあえず、って言ってるのに。ストレス溜まるわ。トイレットペーパーの使い方にも文句です。食ってるのか!と言われます。トイレットペーパー食べる人間がどこにいるのか?私はヤギか!

愚痴になってしまいました。ケチなところがたまに傷。基本大好きなのですが、いかんせん色んなところが細かい。塵も積もれば山となる。一円を笑うものは一円に泣く。それはその通りなのですが、時々「そんなことで!?」と言いたくなります。

100%満足というわけにはいきません。結婚とはそういうもの。ほぼほぼ満足だし、夫には感謝しかありません。こんな私と結婚してくれてありがとう。ガサツな私、嫌われないように努力はしているつもりですが、至らない点はお許しください。そもそも気付かない(気にならない)ことが多いのです。できれば細かいことに目を瞑り見逃してくれる寛容さがあると完璧なのですが贅沢は言いません。私も無駄遣いはしないほうですが、夫は徹底しています。やり過ぎ感が気にはなりますが、嫌いではありません。何しろ文句言いながらも率先して家事をしてくれるのが最高な夫です。

若い世代が結婚を躊躇わず安心して子育てできるような環境づくりが急務だと思います。子供あり世帯に援助もいいですが、若者が結婚にあまり興味がないことは問題だと思います。やりたいことを優先した結果婚期を逃し、いざ結婚できたところでハイ妊活って思ったら年齢的に不妊、治療で授かった高齢出産の結果、生まれた子に障害が…というパターンが多いような気がします。それと同時に赤ちゃんを育てる覚悟ができていない未熟な人から生まれてきた赤ちゃん(虐待されている子供、育児放棄された子供)を守ることも重要な課題だと思います。

若くして子供を授かり立派に育て上げた友人。子なし夫婦でも仲良く毎日暮らしている私。幸せのカタチは人それぞれです。私自身は独身時代にやり尽くした感があるので、今これといってやりたいと思うものはない。夫と楽しく幸せな老後を過ごすために今は節約を頑張ろうと思います。

お読みいただきありがとうございました。