軽貨物自動車事業(個人事業主)の夫が下請けから独立して晴れて今月から取引先と直接契約になりました。4年もの間、長きにわたり法外な仲介手数料を取り続けていた水屋*1からやっと解放されたと思った矢先に恐喝されたそうです。は？どういうこと？
彼は最後のご挨拶で取引先に来たそうです。挨拶、というより偵察でしょうね…週二回ヘルプで入っているこちらは軽自動車黄色ナンバーで仕事しているこれまた違法業者（彼の本業は職人さん）からある程度情報は耳に入っていたでしょう。この黄色ナンバーの副職パートおじさんは繁忙期だけの臨時要員ということで夫は黙認しています。本当はダメなのですが、本職が職人さんということで取引先にとっては顧客でもある厄介な存在なのだそうです。このオジさん、以前は夫とも仲良くやっていたのですが、ある日を境に夫を目の敵にするようになったそうです。拗らせオヤジに何か吹き込まれたのでしょうね。言われたことを裏取りすることなく鵜呑みにして信じてしまう情弱で哀れな高齢者なのです。
水屋は契約切られたハズの夫が見て激おこ。自分に相談もせずに勝手に取引先と話を進めて直接契約したことにご立腹だったそうです。え？散々相談したけどあなたが無視して夫を蔑ろにしてきた結果だよね？賃上げお願いしたら契約解除をチラつかせて黙らせたよね？あなたに言っても埒が空かないから取引先に愚痴を少し溢したら、あなたが隠していた色々都合の悪い事実が明らかになっただけの話でしょ。
私は夫にずっと水屋は信用ならない、銭ゲバだ、と言い続けていました。契約運賃も教えて貰えず手数料の話ばかり。運賃も税別のハズが税込みになり、さらには振込手数料も引かれ、使用期間が終了した次点で賃上げしてくれる約束も反故、その後の運賃交渉にも応じない。燃料費も相談した。取引先が賃上げに応じないから無理、嫌なら辞めて、他にドライバーはいくらでもいる、と契約解除を匂わせる。
取引先との契約運賃を教えて欲しいと何度求めても上手く誤魔化されてひた隠ししてきた水屋、手数料7％とだけ言い続けた。いくらの7％なのよ…7％だから、って元値がわからなきゃ話にならない。燃料費高騰で賃上げされたのにも関わらず夫には反映させず自らのポケットに着服。なんだかんだでかなりの仲介手数料を中抜きされていたことが取引先との日常会話から徐々に明らかになったのは3月のこと。夫と会社側双方がＷｉｎ－Ｗｉｎという話になりました。とにかく夫が水屋との契約終了後も働き続けていることが気に食わなかったらしい。筋が通ってない。仕事を奪っておいて損害賠償ものだ、ですって。
自分を介さず仕事を奪うのはルール違反だ、と水屋が夫に噛みついてきたらしい。は？4年前、あなたも他社から契約奪って夫に仕事を回したんだよね？人がやるのはダメで自分がやるのはオッケー？石丸さんかよ。自分がこれまでやってきた夫と取引先に対しての裏切り行為を棚に上げて良く言うわ…
夫はあなたに雇われているわけではないし、あなたに仕事を紹介して貰っただけの話。夫は個人事業主なんだから、夫がこれまで誠心誠意働いて取引先の信用を勝ち取っただけの話。そして何よりあたなの銭ゲバぶりが露呈しただけの話です。燃料費高騰が名目で賃上げしたのに、燃料費を負担している夫に支払われていないことが判明したわけですから、取引先だって良い気分ではないでしょう。夫にも取引先にも不誠実だった水屋が招いた結果でしょ。嘘をついて騙してたのですから夫を責めるのはお門違い。取引先が水屋を介する理由がないと判断、夫との直接契約を決めただけの話です。
幾度の賃上げ交渉にもまったく応じるどころか、契約解除を匂わせて牽制したのは誰？いくらで契約しているのか？何度聞いても一切答えなかった、全てあなたが不誠実だったことが招いた結果でしょ。ちゃんと契約内容を明示して、運賃がいくらなのか夫に知らせるべきでしょう？手数料の話はその後だよ。
どんだけ長い期間着服して、どんだけ夫から搾取してきたのよ。ふざけけるな！どこか取引先で会っても金輪際声かけるな、二度と関わらない、絶交だ！と宣言されたそうです。子供の喧嘩じゃあるまいし…まあ絶縁を言い渡されたのはこちらとしては願ったり叶ったりだわ。こっちから御免被るわ。一体何様なの。
3月いっぱいで違法白ナンバー営業の拗らせオヤジ（夫を目の敵にして夫の追い出し工作をしていた人）が契約を切られたことで初めて応じてくれた賃上げですが、今回裏切ったから賃上げはなし、元に戻す、差額分は返金しろ（というか今月の売り上げから賃上げした差額分を引く）とのことらしいです。ケチくさ
そんなことで言い争うのも時間の無駄なので、どーぞ、どーぞ、と応じたそうです。何も後ろめたいことはないのだし話が通じない相手です、夫が冷静に対応できて良かった。大人の対応だわ。えらい、見直した、惚れ直したぞ。たった数百円の賃上げいらんわ。これで縁切りできるなら大歓迎、賃上げ分などくれてやるわ。
賃上げって言ったって、消費税10％分が内税から外税になっただけで、実質大した賃上げになってないし…、ということで、賃上げに初めて応じた4月分（振り込み分）と､5月分（これから振り込み予定）の売り上げで賃上げした分（多分3万円チョイ）は6月分の売り上げから差し引くそうですわ。
手切れ金だと思えば安いもんです。てか月末払いなのに毎回振り込み遅いし…自転車操業なのかな。振り込みの遅れだって何度も融通きかせてきたのにね…5月稼働分の振り込み確認まだでした。もう振り込まれてるかな？記帳してこないと…
契約打ち切られたのは自業自得なのに、夫が何か違法なことをして仕事を奪ったわけでも違法性があるわけでもない。反省すべきは自分の不誠実さなんじゃないですか。夫に対しても取引先に対しても不誠実すぎますよ。人間関係を良好に保つことがビジネスでは最も大切なのです。あんな態度では金の切れ目が縁の切れ目になりますよ。
だいたい契約がすべて口約束ってのがあり得ない。なあなあにしてきた夫にも責任はある。運賃交渉より拗らせオヤジ対策のほうがプライオリティが高かったので運賃は二の次、ストレスで健康を害したら元も子もない、稼ぐことができませんからね。まずはストレスの原因である拗らせオヤジを排除することに集中してきたから仕方ありません。
今日はあまりに頭に来たので2連投しちゃいました。これから銀行行って記帳してきます。6月稼働の一ヶ月分まるまる支払って貰えなかったらどうしよう。あの人ならやりかねない。水屋に恐喝されたこと、運賃が支払われない恐れがあることを取引先に話して6月分の支払いを凍結してもらったほうがいいかもしれませんね…半期決算だったからすでに支払い済みかな…もし振り込みが未だされていないようなら先手を打って凍結してもらったほうがいいような気もします。差額分だけならまだしも、一ヶ月分の売り上げ飛ばされるのは勘弁して欲しいです。
ま、どこの世界でもそうだと思いますが業界での噂はすぐ広がるもの。拗らせオヤジも20年いたインテリア建築資材業界ではコネを駆使しても仕事を得られず結局生コン会社に就職したそうです。大型免許取得したと自慢げに報告してきたそうです。クビになったのに就職報告？その意図は？探り？自分がいなくなって、さぞお困りでしょう、俺を切ったこと後悔してるだろ、とか思っているのかな？大いなる勘違い野郎だ。社員さんたちは冷笑していたそうです。そりゃー、そうなるわな。
契約切られても俺には他にコネがたくさんある、と威勢がよかったのに、そう思っていたのは自分だけだった、ということです。当てが外れてことごとく断られ気の毒ですが、それもこれも夫を始め良い人間関係を築けなかった結果です。手を出さなきゃ良かったのに夫に喧嘩売るから…気に入らない人間をあらゆる手段を使って攻撃し排除してきた拗らせオヤジ。夫にも通用すると思っていたのか？夫を甘く見た結果です。夫はそんな卑怯者に屈したりしない。喧嘩売る相手を間違った拗らせオヤジ、見事なまでのブーメランで返り討ちにされました。20年もの付き合いだし、まさか自分が切れられるなど露にも思っていなかったでしょうね。世間知らずはこれだから…
一度悪い噂が広まれば狭い業界で生き残るのは難しい。私が長年働いていた観光業界でも夫の前職バス協会でも同じ事。私も夫も転職が多い。大企業から中小、家族経営まで色々なタイプの会社を渡り歩き人間関係を見てきました。転職して分かったこと勉強したこといっぱいあります。経験値が多いということは強みです。それだけ上手く立ち回れるということ。人生経験の差、というところでしょうか…人と人との繋がりを大切に出来ない人の未来は暗いでしょうね。水屋もあんな態度で人を恐喝するようではそのうち信用を失って消えるでしょうね。
お読みいただきありがとうございました。
*1:自分以外の人に運送を委託してマージンをとる人
