ストレスフリーを目指すブログ

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リピートしている映画の紹介

私がリピートしている大好きな映画の紹介です。アメコミ系やアクション系、SF、サスペンス、ホラーも大好き(ジャンルに拘りなし)なのですが、リピートしているのはヒューマンドラマ系やコメディ系が多いようです。その時の気分や見る季節によって見る映画を変えています。

スモーク

【世の中で大切なものは、煙のようなもの】

ポールオースター書下ろし脚本。ブルックリンの下町のタバコ屋に集まる人々を淡々と描いた映画ですが、登場人物がみな愛おしく善人しか出てきません。物語の中に珠玉のエピソードが挟まれ淡々とした静かな展開の映画です。不器用なのですが大切な仲間をなんとか救いたい助けたいという小さなお節介が次々と小さな愛を繋いでいく。気持ちが優しくなります。ほのぼの暖かな気持ちになる映画です。見終わった後に誰かに優しくしたくなります。最後のエピソード(タバコ屋の主人が小説家のネタに提供したクリスマスの話)が私は一番好きです。ちょっと気持ちが荒んでいる時にお勧めの映画です。

監督:ウェイン・ワン

出演:ハーヴェイ・カイテルウィリアム・ハート

ギルバート・ブレイク

【あなたに会えてよかった】

全てを家族の面倒をみるために犠牲にしてきたギルバートが、キャンプ生活をする自由な少女ベッキーと出会い諦めていた夢や希望に向って歩みだす話。最後、アーニーが「どこへでも行けるよ」と言った時の解放感。ずっとYou can't go だったのが、You can goになった瞬間涙が溢れます。ハンディキャップを持つアーニーに対する周りの人の優しさ(苛める人も当然いますが)に心打たれます。爽やかに感動するならお勧めです。

監督:ラッセ・ハルストレム

出演:ジョニー・デップレオナルド・ディカプリオ

カサブランカ

【君の瞳に乾杯】

とにかく名台詞のオンパレード。個人的には一番最後の署長との友情のシーンが好きです。リックの最後の決断がそれはそれはカッコいいこと。これぞ男の中の男。私の理想の男性像です。バーグマンは最後夫を逃がすために自分はリックの元に残ろうとしますが、リックはそれを拒絶します。俺の未来にお前はいない(と言ったか定かではない)未練たらたらのくせに好きな女性を想い突き放す。愛を貫くことは身を引くことも辞さないのです。側にいる、奪う、結婚するだけが愛ではないのです。

監督:マイケル・カーチス

出演:ハンフリー・ボガートイングリッド・バーグマン

大脱走

【250人史上最大の脱出計画】

最後のシーンでまたしても独房に入れられた(戻った)マックィーンが壁を使ってキャッチボールを始めるのですが「また脱走してやるぜ」感がたまらなくいい。第二次世界大戦ナチス下での捕虜の話なので、脱走しても捕まって射殺されたり残酷シーンもあり基本的に辛い話ですが、その中でもマックィーンが明るい希望のように描かれているように感じます。バイクで柵を乗り越えるシーンはスタントなしでマックィーン本人が演じたようです。飄飄とした超絶カッコいい懲りない男マックィーンを堪能できる映画です。

監督:ジョン・スタージェス

出演:スティーブ・マックィーン

素晴らしき哉人生

アメリカの良心を描く大人のメルヘン】

自分がいる世界といない世界。最後は自分がやってきたことが間違いではなかったことを再確認して家族の元に戻りたいと切に願う。自分なんかこの世にいなくても、そんな思いは誰もが経験していること。でも、この世にいなくていい存在なんてない。存在しなければ、まったく違う世界になっている不思議。夫が存在しなければ、私は未だ独身のはず。夫よ生まれてくれてありがとう。クリスマスシーズンになると見たくなる定番の映画です。生まれてきて良かった、と思える映画です。

監督:フランク・キャプラ

出演:ジェームス・スチュアート、ドナ・リード

フルモンティ

【仕事も金もすべて失った時男たちはすべてを脱ぎ捨てた】

息子の親権奪われる。金が欲しい、ストリップ?脱ぐだけなら俺でもやれるだろー、的な。素人がお金をとるならトコトンやらなきゃ、ってことでオールヌード。息子はこんな親父嫌だと思うどころか協力的。最後はやっぱ脱ぎたくないとゴネる父親に怒りの喝を入れる。親子の絆を描いた良質な映画です。揃ったメンバーは不細工だし、デブだし、中年だし、だらしないし、弱いし、それぞれダメダメなんですが、みんな一生懸命悩んで真剣に馬鹿やっているところに癒されます。元気になれるコメディーです。

出演:ロバート・カーライルトム・ウィルキンソン

きみに読む物語

【憶えているだろうか。きみは17歳だった】

愛する人と一緒に同じタイミングで永遠の眠りにつけたらどんなに素敵だろう。妻の記憶がなくなる恐怖、一瞬戻ってまた消える。愛している人に「あなた誰?」と言われる恐怖。夫が妻に読む物語はすべて自分たちの物語。この映画で私はライアン・ゴズリングという俳優に恋をした。初々しさ満点の爽やかカップルと老夫婦がどんな関係か分かった瞬間ストンと腑に落ちる感覚が気持ちいい映画です。

監督:ニック:カサヴェテス

出演:ライアン・ゴズリングレイチェル・マクアダムス

タイタンズを忘れない

【若者たちはそれを友情と呼んだ。大人たちはそれを奇跡と呼んだ】

1971年アメリカ。人種の壁が残る保守的な田舎町で白人黒人合同のフットボールチーム「タイタンズ」が誕生する。お互いに反発しあいながらも徐々に友情を深めていく若者たち。ほんの50年前の実話です。カルフォルニアからのヒッピー風転校生サンシャインが新しい風になっていいクッションになってます。ちょい役でライアン出てます。若者たちの友情も感動ですが、デンゼルとウィルの友情と家族関係も素敵です。

出演:デンゼル・ワシントンウィル・パットン

幸せの隠れ場所

【現代のシンデレラストーリー】

原題のTHE BLIND SIDE(QBの死角を守る時のオフェンスタックル)は、主人公マイケル・オアーのポジションのことです。ドラック中毒の母親に育てられ、悲惨な家庭環境にいながら、裕福な家庭に引き取られ、学力ゼロから家族の協力で大学にまで行ったNFLプレーヤーの実話。映画では夫妻に引き取られた時はアメフトのルールも知らない状況で描かれていたが、実際は既に学生代表チームに選ばれるくらいのレベルだったようだ。そこは多少脚色しているのでしょう。テューイ一家のお母さんを演じたサンドラの肝っ玉母ちゃんぶりが好印象です。

出演:サンドラ・ブロック

インビクタス負けざる者たち

ネルソン・マンデララグビーに託した願い】

アパルトヘイトを撤廃し新たな国づくりをラグビーチームのキャプテンに託した大統領の実話。ラグビーを通して人種融和を願ったマンデラ大統領とその期待に応えチームをまとめ上げたピナール主将。スポーツを通して国を団結させた素晴らしいお話です。政治ではなし得ないことをスポーツで実現させる。スポーツには力がある。そのはずが、政治利用され金のニオイしかしない。そんな時はこの映画を見て浄化することにしている。日本にもマンデラさんのように愛されるリーダーが現れますように。

監督:クリント・イーストウッド

出演:モーガン・フリーマンマット・デイモン

フライドグリーントマト

【あなたのハートをあたたかさで包みます】

更年期で爆発しそうな中年主婦と80才を過ぎた老人とのほのぼの交流の話。主婦が老人の話に触発されて徐々に変化していく様子が面白おかしく描かれている。老人が語る話が自分の実話であることは「きみに読む物語」と同じですが、相手が更年期障害に悩む主婦というところが面白いです。顔の表情がどんどん変わっていくキャシー・ベイツはやっぱりアカデミー女優の貫禄です。キャシーと言えば「ミザリー」ですが、まったく違う可愛らしいキャシーを見ることができます。もう一人のアカデミー賞女優ジェシカ・タンディも魅力的で2大女優の演技を堪能することができます。

出演:キャシー・ベイツジェシカ・タンディ

セント・エルモス・ファイヤー

【若手スター総出演で贈る青春グラフィティ】

愛のテーマが有名です。イントロを聴くだけで映像が蘇ります。まさに青春あるある全ぶっこみの映画です。私的にはエミリオ演じるカービーが、アンディ・マクダウェル演じるデイルに男として認識してもらえないサマが愛おしく、ほっぺにチューされるシーンが好きで何度もテープ(VHS)を巻き戻して見ていた記憶があります。自由奔放に見えたジュールズが実は限界だったり、友達の彼女に横恋慕したり、色々ありますが最後はやっぱり友達最高!って思える青春映画です。

監督:ジョエル・シューマッカー

出演:ロブ・ロウエミリオ・エステベス、デミー・ムーア

恋しくて

【つたえたい、この熱い想い】

恋しくて (字幕版)

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  • メリー スチュワート マスターソン
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とにかくメアリー演じるボーイッシュで恋に不器用な女の子が健気で一途で可愛い。ジョン・ヒューズ監督作の中でも一番好きな青春恋愛映画です。学園のマドンナとデートすることになった片思いの彼にキスの練習を…という”THE KISS”のシーン。練習のはずの初キッスがあんなに濃厚になったのは好きが溢れたから。それなのに完全スルー、赤くなってるよ、ってデリカシー無さすぎの彼。あのシーンが好きでこれまた何度も巻き戻して(VHS)見ていました。

監督:ジョン・ヒューズ

出演:エリック・ストルツ、メアリー・スチュアート・マスターソン

麗しのサブリナ

【オードリーの一押し!サブリナパンツがスタイリッシュ】

麗しのサブリナ (字幕版)

麗しのサブリナ (字幕版)

  • ウォルター・ハンプデン
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運転手の冴えない娘がパリ修行から洗練されて戻ってくる。オードリーの魅力がいっぱい詰まった映画です。ローマの休日も大好きな映画ですが、グレゴリー・ペックよりもボギー派なのでこちら押し。デイビットからライナスに鞍替えするのも納得のボギーのカッコよさ。大人の色気を感じます。朴訥な兄とチャラい弟と洗練されて戻った娘の三角関係が楽しいビリー・ワイルダー監督作の中で一番好きな映画です。

監督:ビリー・ワイルダー

出演:オードリー・ヘップバーンハンフリー・ボガート

脱出

【ボギー&バコール初共演作品】

ボギーとバコールが出会った作品。原作は文豪ヘミングウェイのTO HAVE AND TO HAVE NOT。邦題がダサすぎる。B級アクション映画みたいでゲンナリする。ボギーとバコールを見ているとゾクゾクします。内容の面白さというよりは、単にボギー&バコールを堪能するための映画です。ボギー&バコール共演作品でボギーが私立探偵フィリップ・マーロウを演じた「三つ数えろ」(同じくホークス監督)も好きです。

監督:ハワード・ホークス

出演:ハンフリー・ボガートローレン・バコール

裏窓

ヒッチコック円熟期の傑作】

恋人のグレース・ケリーの美しさよりも裏窓から見える出来事が気になって仕方がないカメラマンのスチュアート。暇に任せて色々妄想する姿は、もはや危ない人です。バラバラ殺人をずっと裏窓から見ているだけの映画なのですが、すごく狭い範囲(ジェームスは車いすで動けない)の短期間の出来事をこれだけスリリングに描くのはさすがヒッチです。グレースが徐々に影響されてジェームス化していく様子や最後のオチも好きです。ヒッチ作品では「北北西に進路を取れ」が二番目に好きです。

監督:アルフレッド・ヒッチコック

出演:ジェームス・スチュアート、グレース・ケリー

スティング

【粋でお洒落な男たちの痛快娯楽作】

コンフィデンスマンJPを見た時、この映画を思い出した人は多かったのではないかと思います。全編とにかくお洒落、テーマ曲エンターテナーもお洒落、ポールとレッドフォードのコンビも最高に粋でこれぞエンターテインメントと呼ぶに相応しい映画です。レッドフォードは今は上品なおじいちゃんですが、若いころはそれはそれはお美しくて「愛と悲しみの果て」でのサファリルックが個人的には一番大好きです。

監督:ジョージ・ロイ・ヒル

出演:ポール・ニューマンロバート・レッドフォード

以上の17作品は私が何度もリピートしている幸せになる映画です。いい映画にはいい映画音楽がつきものですね。曲を聞くと一気に映像が蘇ってきます。映画音楽を聴きたくなりました。ただ、挙げた17作品は映画館で見る映画というより、1人シアターでオウチで楽しむ映画かな、と思います。大迫力の映像を見るなら絶対アクション系やSF系ですね。リピートはしませんが、エンターテインメント系は映画館で見るのが正解です。ひとときの時間、現実世界から違う世界に没頭できることが映画の醍醐味。また映画館に行きたくなりました。

お読みいただきありがとうございました。