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営業が天職の営業マンの話

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夫の事業用軽貨物自動車が昨日無事に納車されました。

軽貨物事業の減価償却は3年で昨年途中で償却が終わったのを機に買い換えの検討に入りました。

夫は何事も慎重に検討する質で半年間色々な車(と言ってもスズキか日産かダイハツ)を比較検討し悩み続けていました。何か購入する際には必ずある安定のお悩み時間です。数百円のミニカーですら購入まで数週間悩む夫です。見ていて可哀想になるくらい悩みます。石橋を1000回叩いても渡らない夫に呆れながらも普段は口出しせず基本静観しています。

ですが、今回はさすがに口を出してしまいました。何が正解か分からなくなってパニックになった夫が、匙を投げ購入を先延ばししそうになったのです。これはマズイと思い、いつもお世話になっている馴染みのセールスマンに見積もりを頼むよう促しました。

私は駆け引きできない性格なので、値引き交渉も直球ですが、夫は他メーカーへの浮気心をチラつかせてセールスマンに揺さぶりをかけます。

散々悩みながら結局最後はそのセールスマンから買ういつもと同じパターンに落ち着くのですが、契約後に毎回「次はない!」と言っている夫と「そんなこと言わないでくださいよ~」というお決まりの会話が毎回デジャブのようで笑えます。

多分夫はそのセールスマンから離れる気は全く無いと思われます。私がそのセールスマンから買えって言うから、って、言うのですが、それは違います。その逆で、一旦彼から離れて他のディーラーから買ってみたら?と、そのセールスマンから離れることを提案していました。離れられないのは私ではなく夫の方です。

彼からの卒業を提案していたものの、一時的に違うディーラーから買ったとしても結局は彼のもとへ戻るだろうという確信があった上での提案でした。浮気しても妻の有り難さに気付きよりを戻す、そんな感覚でしょうか。なんとなく彼と夫のやり取りを側で見ていると恋人になる前の恋の駆け引きを楽しんでいるみたいで微笑ましく思います。

何だかんだ、やっぱり彼じゃないとダメだ、って思わせる頼れるセールスマンってなかなかいないものです。店舗へ行った時にたまたま彼が休みだったりすると明らかに残念そうな顔をする夫が可愛く思えます。彼が他のお客様の接客をしていてお話ができない時なんかは嫉妬心すら感じます。自分が一番のお得意様顧客でありたいと思うのでしょう。今まで購入してきた台数を考えれば”特別”を求めてしまいたくなるのも分かる気もしますが。

彼とのお付き合いは独身時代からなので20年近いと思います。私も彼のすっとぼけた感じがなかなかでボケているのか、狙ってやっているのか、掴みどころがない感じも含めて嫌いではありません。しつこく媚びないところも好みです。多分愛されキャラなのだと思います。嫌みがまったくなくてセールスマンが天職のように感じます。

夫が「なんか、いつも乗せられてる感じ」と言うように、なんとなくペースに巻き込まれると言うか、買ってあげたくなるナニか、を持っているのだと思います。これも彼の営業マンとしての才能なのでしょう。「この金額にしてくれたら即決だね」と小声で話した次の瞬間、希望額よりさらに値引いて提示してくるので本気で盗聴器が仕掛けられているのかとテーブルの下を覗いたくらいでした。多分、私たちが望んている金額や、こうしたら乗ってくるだろうというある程度の自信があっての提示で、彼の策略にまんまとハマったのだとは思いますが、それでも心地よい満足感があるのは強引さが全くないからだと思います。

点検に行っただけのはずなのに話に花が咲いて契約までしたことには驚きましたが、夫が印鑑持参していたことを思うと、条件が合えば購入することに満更でもなかったように思います。「買う気満々じゃん」と言うと「たまたまポケットに入ってた」って、そんなことあるかい!ってツッコミ入れましたよ。

軽貨物運送は車を酷使します。走行距離も10万キロを超えて消耗部品交換にお金をかけ故障のリスクを抱えながら修理し続けるより安心安全が第一です。商売道工なので会社で言う設備投資で一番お金を使うべき費用であり資産です。だから結果オーライです。

部品不足で納車がままならないこのご時世、在庫車が安く手に入ったことは幸運でした。新車発注が生産ストップになり困っていたのでタイミング的に良かったです。

また3年後そのセールスマンとの契約交渉が繰り返されるのを楽しみにしています。ただ心配なことは、彼が転勤して遠くへ行ってしまうこと。そうなったら彼がいる店まで追いかけて行くのでしょうか?今でも近くにあるディーラーより25キロ離れた彼のいる店舗へわざわざ通うくらいなので、異動になっても行きそうですけどね。

営業職は自分には絶対無理なので、毎回凄いな~と感心しています。人間的に魅力的だから愛されるセールスマンなのでしょう。欲しい車がない、と不満タラタラ言いながらも購入を決めたのはやっぱり彼が担当だったからです。最後の決めては人間なのだとつくづく思います。

車に関してはかなり拘る面倒な夫の期待に応えるのはかなり難儀なことだと思いますが頼りにしております。私は車に興味がない(走ればいい)ので、二人で車談義に花を咲かせている様子を見ると嬉しくなります。内容がマニアックすぎてチンプンカンプンですが、楽しそうなので何よりです。車好き同士共通点も多くあるのでしょう。末永くお付き合いしたいと思う営業マンに出会えたことを嬉しく思います。

お読みいただきありがとうございました。