毎年楽しみだったスーパーボウルの日。NFLのプレーオフはNBAやMLBとは違い、負けたらシーズン終了の一発勝負最。スーパーボウルはシーズンを締めくくるNFCとAFCのチャンピオン同士が戦うアメフトファンにとっては年に一度のお祭りイベントです。
最後に見たのは２年前の2021年、第55回大会でその時にチーフスはブレイディ率いるバッカニアーズに完敗でした。今までは深夜帯にマンデーナイトなどの試合をNHKが放送してくれていましたが、NBAに続き昨年2021-22年シーズンからNFL中継もなくなり去年のスーパーボウルは見れませんでした。が今年、なんと破格の140円（￠99）でネット配信でスーパーボウルを視聴できることを知りました。
2022年のスーパーボウルはベンガルズとラムズという私にとっては馴染みのないチーム同士の顔合わせで、へぇ～…という感じでした。両チームとも強いイメージがあまりない（シーズンゲームを見ていなかったからだと思いますが…）最近ではドアマットチームだという認識があり、あまり興味がなかったのですが、今回はチーフスとイーグルスということで、コレはぜひ見たい！と思った次第です。
色々調べた結果ネットでライブ配信していることを知り早速サインアップ。支払いはグーグルペイ、手続きは簡単ですぐ見ることができました。スーパーボウルのライブ中継は勿論、31日間何度でも繰り返し見放題、日本語の解説もあります。ハーフタイショーやスーパーボウルの為に特別に作られたスペシャルCMやプレーオフ全試合の見逃し配信も込み込みで140円。破格の安さです。
NFLにハマったのは父の影響です。検索するとNHKでNFLの中継が始まったのが1990年みたいなので、それから数年後のことだと思いますが、グリーンベイパッカーズのQBブレッド・ファーブに魅了されて一気にアメフトファンになったと記憶しています。
父の影響で興味を持ったのはNBA、NFLの他に、NHL、競馬があります。父は将棋や囲碁も好きで良く見ていましたが、将棋と囲碁はハマりませんでした。あの頃は母が祖母の介護で家を空けることが多く、色々父の食事を作ったり父と二人で過ごすことが多かったので大分父の影響を受けていました。
子供の頃、父がほぼ不在（長期海外出張続き）で遊んでもらった記憶がないので、反抗期を過ぎてちょうど大人になり社会に出始めた頃に父と過ごす時間を一気に取り戻したというか、今思い返すとあの時がファザコンの始まりだったのかも知れません。作った料理が美味しいと褒めてくれたり、言葉数少なく、うるさく干渉しないところが正に父が私にとって理想とする大人の男性像でした。
普段何も言いませんが、いざと言う時にはちゃんと父親の務めを果たすところが尊敬できるところです。後から母に聞いた話ですが、姉や兄が岐路に立った時や危機的状況にあった時は、父との話し合いがあったようですし、私が仕事を辞めた時も、海外へ行くと決めた時も、熱心に話を聞いて辛い状況を理解して背中を押してくれました。
やっぱりなんだかんだ頼りになる大黒柱なわけです。子供の頃は育児に関わることなく母に任せっきりな父でしたけど、いつも母は父に全てを報告し相談していたそうです。父は母の話を熱心に聞き、自分が出る幕なのか、母に任せて大丈夫か、父親としての役割を考えた上での行動（放置）だったのだと思います。
親元を離れ祖母と暮らした高校3年間、祖母に何度も言われたことが気になっていました。父の人間性や素晴らしさを私に説いて聞かせるのです。勿論反抗期真っ盛りだったのでその時は”子育て放棄のクソオヤジが！”としか思えませんでした。何もしてくれなかった父には恨み辛みの感情だけしかなかったけど、結局それって父親が恋しかっただけだったのだ、と気づきました。
父を理解したくて父の興味があることに興味を持つうちに自分がハマった、そんな感じ。NBAはひたすらジョーダンにハマり、NFLではファーブ。競馬はトウカイテイオーという時代でした。
アメフトと言うと、ドデカい体格の男たちが肉弾戦を繰り広げるイメージですが、意外と知能戦なのです。作戦と戦略、その場の状況判断がモノを言う知的スポーツだと私は思っています。弱いチームにドラフト指名権があるので、優秀な選手を獲得すれば一年で劇的に変わることも魅力です。コーチ陣によっても激変しますし。試合に勝つには優秀な選手に加え、コーディネーターの戦略が絶対不可欠です。
一つのチームで終わる選手は稀で殆どの選手が多数のチームを自分の存在価値を求めて渡り歩きます。トレードが当たり前、トム・ブレイディでさえ、長年所属したペイトリオッツを出てバッカニアーズへ移籍しました。去年一度は引退を宣言し撤回、現役続行しましたが、今回の引退は堅そうです。
車いすテニスの国枝選手が世界ランク一位で引退を決意されました。引退の時って誰もが悩むと思います。ピークで引退するのか、体力的、精神的に限界を感じて引退するのか、他にやりたい事があって違う道を選ぶのか。
一般の人が現役を引退するのが65歳前後であることを考えるとスポーツ選手の現役引退は息の長い選手で40歳前後くらいでしょうか。国枝さん38歳、イチローさん45歳、体操の内村さんが33歳、若くして引退して次に何をするのか？にも注目です。スター選手が引退後どのような路線を行くのか？というのにとても興味があります。
ブレイディはカッコいいので俳優さんを目指してもいいかも知れないですね…。でもFOXで放送アナリストとして契約したそうでセカンドキャリアはいたって普通かも知れません。何かと注目されるスター選手、引退後にどんな活躍をするのか気になります。
やっぱり大注目は本田さんカッケーの本田選手。現役を何歳まで続けてその後ジャパンの監督を目指すのか、色々なビジネスや投資、後進国の支援やボランティアにも積極的ですし、彼が次に手掛けることが何なのか？気になるところです。彼の着目点がサッカーだけに留まらないところが面白く興味があります。彼の一挙手一投足に注目しています。
今年のスーパーボウル、前半戦と後半戦ではガラリと内容が変わりました。終盤一気にチーフスが盛り返した感じ。マホームズはスロースターターなのかな。前半ダメダメだったチーフスに対してイケイケだったイーグルス。後半もイーグルスペースでワンサイドゲームになるかと思いましたがハーフタイムでアジャストしてくるところは流石です。イーグルス勝利を予想した春日の呪いがまたしても的中。春日が勝利を予想すると必ず負けるジンクス、いつまで続くのか…。
試合の流れが一気に変わるのもアメフトの醍醐味。今回の試合は第4クオーターまでもつれた接戦で緊迫した面白い試合でした。どっちが勝ってもおかしくないゲームでした。最後のホールディングがなければ、また違った結果になっていたかも知れません。あの反則が勝負の分かれ目だったと言っても過言ではないでしょう。
リアーナのハーフタイムショーも圧巻でした。リアーナ妊娠してる…？検索したらやっぱり妊娠中でした。けっこうお腹ふっくらだったけど、妊娠中にあの不安定な高所でパフォーマンスできるって流石だわ。生歌とは思えない安定感。口パクを疑っちゃうけど、でもちゃんとよく見ると歌っているように見えます。ハーフタイムショーだけでも元が取れちゃうくらい安い視聴料です。
140円でスーパーボウルが視聴できる、これは新発見、来年も視聴すること決定です。これから30日間プレーオフのハイライト配信を楽しもうと思います。GAME PASS最高！ありがとう！
お読みいただきありがとうございました。
