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個人事業主を悩ませる新たな問題

電子帳簿保存法、滝藤さんと横澤さんが出演している楽楽明細のコマーシャルを見るたびに気になっていた電子帳簿保存。紙媒体での保存がNGとはとどういうことか?と思っていたものの、詳しく調べることはしていなかったのですが、個人事業主として避けては通れない事だと思い本格的に調べてみることにしました。どうやら電子保存は区分が3つあるようです。

  1. 電子帳簿保存
  2. スキャナ保存
  3. 電子取引

1に関しては、決算関係書類はすでに電子帳簿にしているので全て対応済み、2に関しては必ずしもスキャナ保存が強制されるわけではないようなので、紙の領収書に関してはそのまま紙媒体保存を選択することで対応、スキャン保存はしないことで従来通りでOK(もしスキャナ保存をする場合は2か月以内に【タイムスタンプ】を受ける必要がある)、私に関わる新しく対応しないといけない事案は3の電子取引だと思われます。

電子取引をした場合、電子領収書をプリントアウトして紙媒体で保存することがNGになる、電子領収書をクラウドにアップロードして【タイムスタンプ】を時刻認証業務認定事業者(TSA)から2か月以内に受けることが必要。これを怠ると経費として認められないということだと解釈しました。

例えばネットで文房具などの消耗品を購入、その領収書が電子データだったりカード会社のウェブ利用明細の場合、とか…。それを今までは印刷して紙媒体で保管できたものが法改正で電子データのまま保存することが義務となりました、と言う事でしょうか…。更にデータ不正改ざんを防ぐ為の【タイムスタンプ】がない電子データは認めませんよ、という事かと思います。

3の電子取引に関しては2024年(令和6年)1月1日より施行されるようなので、まだ1年の猶予はあるとは言え、今年は準備期間として慣れておく必要がありそうです。

何らかの有料会計ソフトを導入するか?無料で使えるソフト(あるのか?知らんけど)でタイムスタンプを受けるために2か月以内に都度アップロードするか?の選択になると思います。軽貨物運送事業は有料会計ソフトを導入するほど頻繁に電子取引があるわけではないですし、主な経費は燃料代と車両費(整備点検メンテナンス費用)ですから、電子取引があった時に都度アップロードでタイムスタンプを受ければいいのかな…、と考えています。

10月から施行されるインボイス制度もそうですけど、なんだか不安なことばっかりです。とにかく2か月以内に必要な【タイムスタンプ】のことを考えると、今までのように1年分をまとめて確定申告時期に一括入力するやり方は今後一切できなくなる、ということです。電子取引に関しては面倒ですが毎月締めで月初めにはアップロードしてタイムスタンプを受けるように徹底して慣れておく必要があります。

どんな無料ソフトがあるのか?アップロードのやり方やタイムスタンプ、クラウド保存について、実際にやってみないと分からない部分が多くあります。今は調べて制度や法律を理解するだけで精一杯です。ホント勘弁して欲しいです。頭が痛いです。

現在免税事業者ですが、夫がインボイス登録申請をする選択をしたらどうしよう、という不安があります。消費税分(1割)を減額交渉されるとしても、私は課税事業者になるよりは値引きを受け入れたい派です。もし課税事業者になれば契約継続で収入は今までと変わらないかもしれませんが、いままで免税だった消費税を計算して申告して納める必要が出てくるわけです。

現在の雇用主に免税事業者とは契約しない、と契約を切られるか、又は適格請求書を求められれば課税事業者登録已むを得ずで仕方ないですけど、このまま免税事業者で雇用を続けてくれるのであれば現状維持が好ましい。私はそう考えます。

どうするのか?と雇用主に聞いても未だ何の方向性も示してくれないらしく、夫も正直どうしたらいいか?判断できずにいるようです。課税事業者登録をしたら一定期間(2年)免税事業者には戻れないので慎重になります。課税事業者になったら本格的に会計ソフト導入を考えないと、です。素人では消費税の計算などとてもとても無理です。

会計ソフトは月額1000円くらいの使用料金がかかります。会計ソフト使用料金に加えて消費税も納税するくらいだったら、消費税分1割値引き交渉されたとしても、甘んじて受け入れ免税事業者を続けるほうが得策ではないだろうか?雇用主の出方次第だと思います。現状維持で契約を続けてくれるといいのですが…。

電子帳簿に関しては事務負担を軽減する目的とペーパーレス化らしいですけど、大量に取引をしない個人事業者にとっては、もともとペーパーを使う頻度も低いですし、7年分の領収書保管だってせいぜいフォルダ1~2個分のスペースです。ただただ面倒を増やしているだけの迷惑な法律です。

インボイス制度のせいで契約打ち切りになる個人事業主が大量に出てくるようになったらどうしてくれるの、って感じです。ああ、そうか、弱者は淘汰されるのか…。ただ細々と暮らしたいだけなのに…世知辛い世の中です。

どっちにしろ、個人事業主には嬉しくないインボイス制度に電子帳簿保存法です。

お読みいただきありがとうございました。