母が断捨離を始めて実家に置いてあった古いアルバムやらコンサートや映画のパンフレットやら漫画本やら雑誌を処分するように言われて、とりあえず毎回少しづつ家に持ち帰っては懐かしく見ています。今回は映画のパンフレットを整理したいと思います。
( )はパンフレット発行年と主演俳優。年代別に並べてみました。
- 風と共に去りぬ(1987クラーク・ゲーブル)
- フォレストガンプ(1995トム・ハンクス)
- クイズショウ(1995レイフ・ファインズ監督:レッドフォード)
- アンカーウーマン(1996ロバート・レッドフォード)
- BABE(1996ベイブ)
- キルトに綴る愛(1996ウィノナ・ライダー/ダーモット・マルロニー)
- 真実の行方(1996リチャード・ギア/エドワード・ノートン)
- イングリッシュペイシェント(1997レイフ・ファインズ)
- 素晴らしき日(1997ジョージ・クルーニー)
- ラブアンドウォー(1997サンドラ・ブロック/クリス・オトネル)
- ベストフレンズ・ウェディング(1997ジュリア・ロバーツ/ダーモット・マルロニー)
- ザ・エージェント(1997トム・クルーズ)
- 大いなる遺産(1998グウィネス・パルトロウ/イーサン・ホーク)
- グッドウィルハンティング(1998マット・デイモン)
- モンタナの風に抱かれて(1998ロバート・レッドフォード)
- 仮面の男(1998レオナルド・ディカプリオ/ガブリエル・バーン)
- レ・ミゼラブル(1999リーアム・ニースン)
- 微笑みをもう一度(1999サンドラ・ブロック/ハリー・コニックJR)
- ウェディングシンガー(1999ドリュー・バリモア)
- 25年目のキス(1999ドリュー・バリモア)
- シックスセンス(1999ブルース・ウィリス)
- プロポーズ(2000クリス・オドネル)
- アメリカン・ビューティー(2000ケビン・スペシー)
- ハートオブウーマン(2001メル・ギブソン)
- タイタンズを忘れない(2001デンゼル・ワシントン)
- PROOF OF LIFE(2001ラッセル・クロウ)
- 猿の惑星(2001マーク・ウォルバーグ/ティム・ロス)
- スパイゲーム(2001ロバート・レッドフォード/ブラッド・ピット)
- アイスエイジ(2002吹替:山寺宏一)
- シャンハイナイト(2003ジャッキー・チェン/オーウェン・ウィルソン)
ほんの一部でまだまだありますが、とりあえずの30作品。殆ど内容も覚えていない映画が沢山あります。ラインナップの主演俳優を見ると私の当時好きだったタイプが分かります。いい男に大画面で癒されたいという不純な動機で選んだ映画たちです。
好みバラバラです。ドリュー・バリモアは当時一番好きな女優さんでした。BABEとアイスエイジは何きっかけで見に行ったのか覚えていません。
猿の惑星は監督がティム・バートンで、ティム・ロスが好きだったのでティム目当てに行ったのですが、ティムは人間ではなく特殊メイクの猿でした。残念。ティム・バートンは好きな監督の一人ですが、この映画に関してはあまりバートン色は感じられない普通の作品でした。バートンが監督しなくても…、と思ってしまいました。
確かあの頃は上映前にパンフレットを買っていたような気がします。内容も覚えていないようなB級映画でも俳優さん目当てで買っていたパンフレット。若い頃は色々無駄遣いしていました。惜しみなくお金を使っていたようです。映画を見た記録としてパンフレットを購入していたのかも知れません。
パンフレットのコレクションを見る限り海外放浪の旅から戻って添乗員になったあたりからパンフレットを買わなくなったようです。最近では映画館へ行くことすらなくなりました。今でも映画のパンフレットはあるのでしょうか?もしかしたら、パンフレット自体がないのかも知れません。
今ググってみたらシン・ウルトラマンのパンフレットが990円で販売されているようです。高っ!昔は500円くらいだったような気がします。
結婚してからは映画館行くこともなくなりました。毎日夫に癒されていて、いい男を見に行く必要がなくなったのでしょう(デレ)。冗談です。1~2年待てば配信されるだろうな、と思って待ってしまうからだと思います。それからやっぱり値上げが一番の理由だと思います。一般料金が1900円というのが驚きです。私が映画館に通っていた頃は映画デー1000円の時代でした。
最近だったら【トップガンマーヴェリック】が話題ですね。トムも間もなく還暦ですよ。信じられません。いつまでもカッコいいですよね。ファンだったジョニー・デップが少し残念な年の取り方をしているので、トムには期待しています。
目指せロバート・レッドフォードです。御年85才ですがシワシワな顔の中にも気品を感じます。父と同い年です。信じられません。若い頃はそれはそれはお美しくハンサムです。カッコよく年を重ねたいものです。20代、30代がカッコいいのは当たり前。問題は40代以降です。日本の俳優だったら仲村トオルさんに期待です。
上記30作品の中で印象に残っているのは【タイタンズを忘れない】です。リピートしている映画で紹介しているように、これは円盤購入しています。
あとは【仮面の男】は良かったです。ディカプリオよりもダルタニアン役のガブリエル・バーンが渋くてカッコいいのです。この映画はディカプリオではなくガブリエル・バーンを目当てに見に行きました。音楽は冬季オリンピックフィギュアスケートのアレクセイ・ヤグディンが使用して金メダルを取りました。あの演技は感動しました。プルシェンコがミスをしたから取れた金メダルかも知れませんが、私個人的にはヤグディンを応援していたので思わず嬉し涙を流した思い出があります。完璧な演技でした。
ブルースは好きな俳優ではないのですがシックスセンスを何故見に行ったのか不思議です。それなりに話題作だったのでしょうか。ネタバレになるので書きませんが、ホホウ、そうだったのか、という感想でした。子役のハーレイジョエル君、中年になった現在の姿が話題ですよね。あんなに可愛かったのに…。
アメリカン・ビューティー、イングリッシュペイシェント、フォレストガンプはアカデミー作品賞だったので見に行ったのだと思います。アカデミー賞を受賞する映画で面白いと思ったものはあまりありません。アカデミー会員が選ぶものは私には崇高すぎるのかも知れません。難解だったり癖が強めかタイタニックのような製作費のかかった超大作が多いような気がします。
【微笑みをもう一度】でサンドラの恋の相手役を演じたハリー・コニックJRは本業はピアニストでジャズミュージシャンです。当時よく聞いていました。今では普通のオッサンですが昔はイケメンだったハリーです。カウボーイハットがよく似合う格好いいハリーを拝むことができます。パンフレットには心ふるわせる愛と感動のラブストーリーと記載がありますが、ぶっちゃけ内容は全然覚えていません。
カウボーイハットと言えば【モンタナの風に抱かれて】のレッドフォードとクリスティンがカウボーイスタイルのお手本を見せてくれています。この映画でクリスティンの娘役として10代のスカーレット・ヨハンソンが出演しています。モンタナの自然美が堪能できる映画です。レッドフォードは【愛と悲しみの果て】でサファリルックのお手本も見せてくれています。美しい人は何を着せても様になるものです。因みにアフリカの大自然も堪能できます。フラミンゴが一斉に飛び立つ映像とメリルの髪を洗ってあげるシーンを見るだけでも価値のある映像が美しい映画です。
レッドフォード監督作品でブラッド・ピット主演の【リバーランズ・スルーイット】という映画がありますが、これもモンタナがロケ地でこちらも素晴らしいです。同じく監督作品で【普通の人々】という映画がありますが、これも良質な映画です。因みに【クイズショウ】もレッドフォード監督です。監督作は硬派な社会派ドラマが多いです。
リバーも普通の人々も兄弟間の軋轢や葛藤、兄弟愛家族愛を描いています。夫も兄がいますが不仲ではないものの、あまり良好な関係とは言えません。兄弟っていろいろあるのですね。特にどちらかが優秀だったりすると比較されたりなんだりかんだり、妬み嫉み、兄の立場、弟の立場、色々あります。でも兄弟っていいな、と思える映画です。
私の兄は双子で兄が地元でも評判の優秀な神童、弟が落ちこぼれまではいかないものの中の中くらいの平凡な弟だったので比較されていました。妹の私まで色々言われましたから。今でこそ大好きな兄ですが中学生の頃は、”消えてこの世からいなくなればいいのに!”と心で思っていました。兄妹も複雑なのです。
窪田さんの映画【犬猿】もお勧めです。ダメな兄とそんなダメ兄にいつも振り回される弟。うざいけど兄弟だから仕方ない、自分で悪口言うのはいいけど、他人には言われたくない。そんな複雑な感情が爆発する兄弟の話です。
【アンカーウーマン】は、レッドフォードとミシェルのラブ・ロマンスですが「あなたを法律で縛りたいの」というミシェルがレッドフォードにプロポーズするセリフがお気に入りなのですが、パンフレットを読み返してもそんな事一滴も書いていませんでした。私の記憶違い?パンフレットを読んだら監督が【フライドグリーントマト】と同じ人でした。これは私がお気に入りの映画として紹介している作品です。
今回はこの30作品のパンフレットを読み直したいと思います。【風と共に去りぬ】なんて多分名画座リバイバル上映だと思いますがレトロ感溢れるパンフレットです。名画座ではローマの休日や7年目の浮気などを見た記憶があります。名画座に通っていたのは高校生の頃だったと思います。当時大学生だった姉と二人で通っていました。
上記30作品でお勧め3作品を選ぶとしたら…
どれも爽やかに感動できるものばかりです。トムはミッションインポッシブルを始めアクションが多いように感じますが、個人的にはミッションインポッシブルのイーサン・ハントよりザ・エージェントのジェリー・マクガイヤのような人間味溢れるキャラクターのほうが好きです。トムも喜怒哀楽がある普通の人間なんだと感じることができます。
グッド・ウィルはマットとベン・アフレックの共同脚本で過去にトラウマを持つ天才悪ガキが色々な人と出会い成長していく物語です。映画のキーは”ソウルメイト”。私には、もうこの世にはいないソウルメイトがいます。彼女を思い出すたび心がほっこりします。何か悩み事がある時は、彼女だったらどうするかな?とか彼女だったら何て言うかな?なんて考えたりします。もう彼女が亡くなって8年が経ちます。
この映画で精神科医を演じたロビン・ウィリアムも親友と同じ2014年に亡くなっています。【いまを生きる】のキーティング先生(キャプテン)は忘れることができません。今でも彼のウィンクが目に浮かびます。素晴らしい俳優さんでした。残念です。
たまには昔を振り返るのもいいですね。まだまだパンフレットはありますので、②、③と後日記事にしていこうと思います。ブックオフに持って行ったところで需要ないと思うし、読み直したら思い切って断捨離しようと思います。
お読みいただきありがとうございました。