生きる目標、”死ぬまでにした10のこと”を考えてみる。
昔に見た映画”死ぬまでにしたい10のこと”。病気で余命宣告を受けた若い母親の話だ。
映画は一度見ただけでうろ覚えですが、やりたいこと10の中に”子供の母親を見つけること”というものがあって、子を産むことに不安を抱える女性と夫の縁結び(多分主人公が亡くなった後再婚して子供の母親になるのだと思う)に成功したと記憶している。成長する子供にメッセージを残すあたりはありがちな設定だけど、映画としては爽やかに感動できる良い映画だと思います。映画原題はMy Life Without Meです。
映画の主人公とは違い私は若くもないし余命宣告もされてないし守るべき子供もいないので彼女の状況とは全然違うけど、生きる目標として実現可能なやりたいこと10を書き出してみる。
- 夫と毎年ディズニーリゾートに行く
- 夫と毎年キャンプと温泉に行く
- 夫とアルフィーのコンサートに行く
- 夫と富士山に登頂する
- 夫と熊野古道を歩く(ついでにアドベンチャーワールドに行く)
- 夫と四国八十八カ所遍路をする
- 夫と全国道の駅制覇する(日本全国制覇)
- 夫と飛行機に乗って旅行する(夫は飛行機未経験)
- 夫を幸せにする(心と体の健康維持)
- 夫より一日でも長く生きる
なんだろう、全部夫絡みだ。私の人生の喜びは夫だけなのかも知れない。これは夫マニアと言うべきか。10はドラマ”Nのために”で成瀬くんが語った野望だ。「結婚した相手より後に死ね」私自身は長生きすることに執着はない。延命治療は望まないし、脳死の場合は使える臓器全て提供する意思も伝えているし生きることに未練はない。長く生きるの意味は独りが何よりも寂しいと言う夫を一人残して死ねない、ということです。だから自分の健康にも気を遣っています。
因みにその映画で私はマーク・ラファロという俳優に恋をした。惚れやすいのだ。マーク・ラファロは主人公が掲げたやりたいことリストの”男を夢中にさせる”相手役を演じている。要するに主人公の不倫相手だ。マーク・ラファロと言えばアベンジャーズのハルク=ブルース・バナー役が有名ですが、私のお勧め映画はラブコメディ。グウィネス・パルトロー共演のハッピーフライト、リース・ウィザースプーン共演の恋人はゴースト、キーラ・ナイトレイ共演のはじまりのうた、ジェニファー・ガーナー共演の13ラブ30、ジェニファー・アニストン共演の迷い婚、など、結構多くの有名女優を相手に恋愛しています。濃い系の顔が好きな私です。
最近芸能界の辛い自死の事件が続きました。自死について考える時、私は周囲のことを考えます。辛い時死を思い留まれるのは周りに悲しむ人がいると思うからです。”愛する夫を、愛する家族を悲しませてはいけない、愛する人を残して死ねない”その一心です。
愛する人のことを考えられなくなった時、人は死を選んでしまうのかも知れない。自分だけ死ぬのは自分勝手な行為だし、かと言って愛する家族を道連れにしたら一家心中になってしまう。自死を選ぶということはかなり精神が限界だったのだろう。メンタルケアの重要性を思い知ります。精神を病むことの恐ろしさを実感します。兄が鬱を発症した話は別記事で
兄が鬱を発症して実家に戻った時家族で決めたこと。何も言わないこと。それに耐えられず兄に当たり散らす私は父に戒められ家を出ていくことになりました。鬱病になった兄に理解を示さず辛く当たった自分にすごく後悔しています。その兄が突然の事故でなくなってからはその後悔の念が益々強くなっていきました。
兄を交通事故で失った時の経験から言えることは時が傷を癒してくれるということ。今でも兄が亡くなったことは辛く悲しいことですが、5年がたった今事故についてや加害者についても冷静に話すこともできるようになりました。
辛く悲しい時ひたすら忙しくしていました。忙殺されることであれこれ考えることを止めたのです。何かに没頭したり仕事をしていると気が紛れました。会社の人も気を使ってくれたのか何事もなかったように接してくれました。殆どの人が兄の事故の件を知っているのにも関わらず触れることはありませんでした。その周囲の平常通りが何より嬉しかったのを覚えています。腫物のように扱うより普段通りに、そう気を遣ってくれたのだと思います。
精神を病んでしまった人を救えなかった人の苦悩は一生続くと思います。残された人のこれから抱える苦悩を想うと気の毒でなりません。愛おしい人を失った悲しみに加えて救えなかったこと助けられなかったことに対してどう対処していいか分からない日々がしばらく続くことでしょう。残された人たちの精神状態が心配です。時が癒すのを待つしかない、そう思います。
父の認知症、夫の仕事上のストレスと体調不良と不眠症、不穏な世界情勢、気が滅入るニュースが多いですが、大谷選手のメジャー100号ホームランだったり嬉しいニュースも入ってきます。楽しみや人生の目標を設定してそれに向って日々を過ごす、ただ、一日一日を無事にやり過ごすだけの毎日ですがそこに生きる意味を持たせることで何とか何とか頑張っていこうと思っています。
頑張って生きよう。頑張れ、自分。
お読みいただきありがとうございました。