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ダイ・ウィズ・ゼロの精神

私が一番お金を貯めたのは添乗員になって一年目でした。給与のほとんどがまるまる貯金になったのです。というのも、前年度一年間海外へ放浪の旅へ行っていたため日本不在で税金がほぼゼロだったことが大きな要因だと思われます。

それほど税金が生活に大きく関わっているということです。あの頃は多い月で25日くらい、閑散期を含めても平均しても月20日以上は添乗員として仕事に出ていました。貧乏暇なし状態。休みがあれば疲れ切って一日中寝ていたり体力の回復に努めていたので遊びに行くこともなかったです。出ていくものが無いので気づいたら通帳に300万以上溜まっていました。海外放浪の旅で10年間必死に働いて貯めたお金を散財し使い果たし貯蓄ゼロの状態だったのでよく覚えています。

帰国して添乗員になってからは宿泊が多かったため一人暮らしはせずに実家暮らし。添乗員としてツアーに出れば基本三食付きなので食費もかからず。出ていくお金がないから貯まる一方で稼いだぶんそのまま貯蓄に回る感じでした。それにしても、です。昨日バズっていた45歳で9470万貯めた”絶対仕事辞めるマン”さんの凄さたるや…絶句です。

興味があって彼のブログを見に行きました。プロフには…

強烈なブラック企業に勤める44歳独身男性。入社日当日にアーリーリタイアを決意し、血を吐くような節約生活を続ける。貯まった貯金は8100万円ほど。億り人になった瞬間に辞表を叩きつけ、あとは死ぬまで遊びまくるつもりらしい。

とありました。そうね、氷河期世代ど真ん中。私は氷河期入口世代だったからまだマシだったかも知れません。凄い人がいるものだ、と感心してブログをしばらく読んでいました。やろうと思えば一億貯められるんだ…。でも血を吐くような節約生活はしたくないかな、それに一億もいらんし…。

頑張って年300万を25年で75,000,000円って感じなのかな?想像ですけど。年300万貯めるって結構ですよ。私が添乗員一年生で生活費も税金もほぼ支出ゼロ状態でやっとの金額です。でも彼は違います。家賃、食費、光熱費、その他もろもろ全部自分でやりくりした上で貯めたのでしょうからビックリ仰天です。

ランナーズハイとかクライマーズハイならぬ、節約ハイだったりして。極限状態を超え辛いを通り越すと気持ちよくなったり感覚が麻痺しちゃったりするのかな。ブログ読む限り貧乏飯をご自身で楽しんでやってらっしゃるように感じます。9千万あるけどトースターは持ってない、みたいな。節約も楽しんでやれば立派な趣味ですよね。読んでいて楽しいブログです。感心しながら読ませてもらいました。

楽天証券の簡単シミュレーションで一億貯める方法がありました。節約しないで投資で億り人になりたい人必見です。

www.rakuten-sec.co.jp

全世界株を7パーセント運用で30年、2950万円の投資元本で運用益が7051万円、これでも月々の必要積み立て金額が82,000円です。ハードル高すぎ。20代だったらせいぜい頑張って捻出しても月50,000円くらいが限界でしょう。

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同じく全世界株7パーセント運用で20年、投資元本960万円で運用益1123万円、月額40,000の積み立て。私が目指すのはここかな、と思います。庶民にはこれくらいが丁度いい。

無理のない範囲での節約生活は見についているし物価高の今、両親の老々介護の手伝いに定期的に実家通いしていることもあり、食費などの生活費をおんぶにだっこ状態で両親から支援してもらっていることもあり支出がない分貯蓄に回っている感じです。これも一種の生前贈与なのでしょう。

いつまでも親に頼りっきりなのは情けないけど、これも一種の相続税対策です。一括でお金を受け取れば相続税がかかってしまいますが、普段の生活費、食費だとすれば贈与には当たらないのです。ダイ・ウィズ・ゼロじゃないけど、今はじゃんじゃん使え、という消費マインドの母なので、とにかくお金を使うところがないので、口癖のように”何か欲しいものはないか?”と言ってくるのです。

欲しいものはあります。パソコンもスマホも新しくしたい。でもそこまで甘えません。ガソリン代や食費だけで十分です。それだけでもすごく助かっています。少なく見積もっても月5万円くらいは援助してもらっていると思います。日常の家事手伝いや病院の送迎や頼まれごとに対しての謝礼の気持ちがあるのだと思います。娘にそんな気を使わなくてもいいと思うのですが母の気が済まないのでしょう。労働に対してお金を払うのは当然、だけどお金は私が受け取らない、だったらせめて一緒にした買い物は出すよ、という感じ。

介護が必要な父がいるので遊びに行くこともできず、お金の使いどころが娘にしかない(孫がいない)という状況なのです。母は私の開店休業中の仕事が本格復帰して実家に通うことが難しくなることに難色を示しています。今は週一で通っていますが、仕事が通常モードに戻ればそれが難しくなると思われます。会社との交渉次第ですが今のように自由は効かないでしょう。

月10万稼いで5万円の支出と、収入がほぼゼロでも実家通いしながら両親の世話や手伝いをして5万円の援助を受けるのと、どっちがいいか…。5万貯金できることを考えれば働いた方がいいのかも知れません。でも私の気持ちとしては少しでも両親と長く一緒にいたいのです。せっかく通える場所に両親がいるのですから。必要とされたら嬉しいしすぐに飛んでいきたい。80歳を超えていつまで生きられるかも分かりませんし…。

物価高の今は稼ぐより両親と一緒に買い物をする今の状況がいいのかな…。2世帯分の買い物をすると毎回10,000円前後くらいでしたが、今は常に15,000円前後くらいです。約1.5倍です。日配品も生活日用品も冷凍食品も何もかもが値上がりしています。母のような小金持ちには痛くも痒くもないでしょうけど、やっぱり庶民にはジワジワ来ますね。ボディーブローみたいに効いてくる。大したもの買ってないのですけど…。

値段を気にせず買い物かごに躊躇なく投下する母が羨ましい…。私には無理。母が出してくれるとはいえ、値段をジ~っと見て棚に戻す、みたいな…。必要なものは買いますけど、スーパーも以前のように特売や安売りもしなくなりましたし、余計なものは一切買わなくなりました。母はダイ・ウィズ・ゼロの精神で消費モード全開ですが、私的には物価高になってからの消費は明らかに落ちていると思います。

そりゃそうですよね。残された人生少ない人と、これから先を考えればならない世代とでは、お金の使い方は違って当たり前です。贅沢はしてられない。というか、レジャーを楽しみたいから日々節約している、というほうが正解かな。やっぱり先々楽しみや目標がないと頑張れませんから。とりあえず夏期間中はキャンプ。秋になったら紅葉狩りドライブ、冬になったらクリスマスと忘年会、そして正月イベント。そう考えると一年あっという間ですわ。

お金があっても両親のように年老いて体が動かなきゃ旅行にも行けない、こんな悲しいことはない。お金は元気なうちに有効に使いたい。ディズニーリゾートもコンサートも体が動く元気なうちに。温泉や鉄道旅は年老いてからも行ける。年齢によってできることは限られてきます。健康第一、ストレスを溜めず体調に気を付けながらダイ・ウィズ・ゼロの精神で”今だから出来ること”を精一杯楽しもうと思います。

お読みいただきありがとうございました。