50才になると初めて年金定期便に具体的な受給金額が記載されるのですね。
厚生年金に加入していた期間が短かったから、ある程度少ないだろうとは思っていたけど、年金定期便が届いて受給額に驚愕。真剣に老後のことも考え始めるいい機会だと、まずは全財産の洗い出しから始めてみた。
現時点での資産がどのくらいあって、これから見込まれる大きな出費、車や家のリフォーム、電化製品の寿命など調べた結果、老後破産はしないで済みそうで少しホッとする。
もともと高級品に興味がなく華美なもの全般が苦手、買物もあまりしないので、毎年収入の40%~多い時で50%くらいは貯蓄できていたし、現金は安全資産だから、このまま貯金継続でもいいかなとも思ったけど、今すぐ使う予定もないし銀行に眠らせておくよりは運用してみるか、と思い立った。
去年に利用した温泉宿も最近チェックしたら料金上がっていたし、電気代もガソリン代もじわじわ値上がり、物価上昇がこのまま続けば、結局安全資産と思われていた現金の価値が下がることになる。
投資は退職金や余剰資金があるお金持ちがやるものだと思っていたけど、無知を知ることに。金利がないに等しい銀行貯金は最早過去のもの、投資は若いうちから始めて複利を最大限活かした少額長期積立投資が当たり前、しかもネット証券が主流で銀行に行く必要がないことを知った。始める年齢が若ければ若いほどいいらしい。二十歳の時に知りたかった。若いうちから投資を!と言うけど、私はすでに50才、今からでも大丈夫?20年運用したら70才だよ!始めるには遅すぎる?とも思ったけど、長生きリスクに備えて積立NISAとイデコを始めてみた。
優良ファンドを積立設定してほったらかし運用。イデコや投資を始めたことを夫に報告すると、「リスクあるでしょ?元本保証されるの?」とかなり心配されたが、その後色々調べたらしく、夫もめでたくイデコ加入申込となった。
60才でイデコを一時金受取して退職所得控除を適用して、お金に余裕があれば年金受給を70才まで引き下げて42%増しで受け取ることが理想かな。5年で42%増額ってすごくないですか?夫は、早く死んだら損するから65才で普通にもらう派のようだ。確かにいつ死ぬかなんて誰にも分からないし、貰える時にもらったほうがいいのかも。
65才になった時の自分の健康状態と資産状況次第かな。今の目標は60才でリタイヤ(自営業だから完全リタイヤではなく働きたいときだけ働く、そんなスタイルが理想)して動けるうちに第二の人生を満喫すること。そのためには健康第一。お金はないと困るけど困らない程度にあればいい。贅沢な散財はしないしお金がかかる趣味もないからこのままの生活スタイルを維持していけば将来お金に苦労することはないと思うけど、何が起こるか分からない世の中だから、投資は必要なことなのだと思う。
所詮素人がやる投資だから、リスク分散で大きなリターンは期待できないけど、マイナスにならなければいいな…と思いながら放置しています。毎日届く価格メールを見る限りマイナスが多いな~とは感じていたが、やはり久々に見たらマイナスでした。まだ始めて半年だし。これからかな。信託銀行で退職金一括投資した父のファンドは元本割れ、毎月楽しみだった配当金も昔の半分に減っていると母が愚痴っていた。父と私ではそもそもリスク許容度も資産状況も投資目的も違うから何とも言えないけど、元本が半分に目減りとか私には到底耐えられない。父の余裕を羨ましく思いつつ、早くプラスに転じないかな、と願う日々なのである。
投資と検索すれば色々な情報で溢れているから、色んな意見をフィルターにかけて自分に合った投資を見つけることが重要です。投資にも色々なタイプがあるし意見も様々、なんなら半年前の私のように投資自体に否定的な人も未だ沢山います。正解がないのが投資だと私は思います。素人が投資をする上で一番重要なことは、欲をださないことと、資産のバランス現金と株、債券などの保有割合、ファンド内容(手数料が高額なゴミファンドを買わないこと)など、リスク分散させてバランスを保つことが重要だと思います。買付をしたらあとは放置、売買すればするほど損切りの可能性あり、とのことなので、ひたすら我慢です。最近は評価額メールもスルーしています。
不労所得だけで生活できるとか、30代でセミリタイヤとか、投機で億稼ぐとか、世の中には凄い人はいっぱいいて、すごいな~羨ましいな~って思うけど、投資のプロの真似をしたところで上手くいくはずありません。そういった凄い投資のプロでさえ、何かしらの挫折や失敗を経験しているし、勉強もして努力もしているのです。今更投資の勉強なんて無理だし、でも少額長期積立なら今からでもやらない選択肢はないと思います。私はみんな大好きアメリカ株と全世界株、債券を混ぜながら積立NISA、イデコで運用しています。負えるリスクは人それぞれ、あくまで投資は自己責任でやりましょう。
お読みいただきありがとうございました。