フェーズ4は2020年から2022年公開作品で現在進行中。フェーズ4最後の作品はブラックパンサーの続編ワカンダ・フォーエバーで11月公開です。映画の他にもドラマシリーズ【シーハルク】が進行中です。今回は進行中のフェーズ4これまでのまとめです。
映画
ブラックウィドウ
シビルウォーでロス長官に追われる立場になったナターシャ逃亡中の話。偽装家族だった妹エレーナから送り付けられた荷物を狙った襲撃事件に巻き込まれ、レッドルームが解体されず未だに存在していることを知るナターシャ。ホークアイと抹殺したはずのドレイコフが生きていた衝撃の事実を妹エレーナから知らされる。偽装家族であるスーパーソルジャーの父とブラックウィドウの母メリーナ、妹エレーナと共に世界中にいるブラックウィドウを洗脳から解放するためレッドルーム壊滅への戦いが始まる。
エンドクレジット:エンドゲーム後、ナターシャの死を知ったエレーナが墓を訪れる。そこへ現れた雇い主ヴァレンティーナから仕事(暗殺者)の依頼を受ける。ターゲットはナターシャの死に深く関係があるだろう相手クリント・バートンだった。(ドラマ【ホークアイ】へ続く)
登場人物:ナターシャ・ロマノフ、エレーナ、メリーナ、アレクセイ(レッド・ガーディアン)、サディアス・サンダーボルト・ロス国務長官
ヴィラン:ドレイコフ(レッドルーム支配者)
雇い主のヴァレンティーナ(通称ヴァル)は、ドラマ【ファルコン&ウィンター・ソルジャー】にも出演していて、今後のシリーズでアベンジャーズの女版ニック・フューリー的な役割を担うような気がします。(暗殺者軍団のまとめ役?)
シャンン・チー/テン・リングスの伝説
サンフランシスコで自分の過去(暗殺者として育てられた)や身分(父がテロ組織テン・リングスのドン)を隠し平凡に暮らしていたショーン(シャン・チー)だったが、父から逃れることはできず母の故郷である異次元の村ター・ローで魔物を解放しようとする父ウェンウーと対決することになる。
エンドクレジット:友人と回想話をしているところに、ウォンが現れる。シャン・チーが持つテンリングスの解析に立ち会ったのは、キャプテンマーベルとブルース・バナーだった。(今後アベンジャーズに加わるかも?新たな展開に繋がる予感)
ポストクレジット:シュー・シャーリンはテン・リングスの解体ではなく、組織のドンとなってソルジャーを訓練している様子。”テン・リングスは帰ってくる”の字幕
登場人物:シャン・チー、ケイティ(親友)、シュー・シャーリン(妹)
ヴィラン:ウェンウー(テン・リングスのドンで父)
マカオのナイトクラブ「ゴールデン・タガー」では、インクレディブル・ハルクのヴィラン、アボミネーションとウォン(友人設定)やブラックウィドウやエクストリミス被験者のスーパーソルジャー(アイアンマン3)がファイトしている。
エターナルズ
人間を襲い捕食するディヴィアンツから守るために10人のエターナルズが作り出された。そのエターナルズも実はディヴィアンツを作り出したセレスティアルズによって作り出されたものだった。エンドゲーム後の世界、滅んだと思われたディヴィアンツが再び現れた。プライムエターナルのエイジャックが亡くなり、真実を知ったセルシ達エターナルズは、新たなセレスティアル誕生とともに滅びる運命の人間を救うため自分たちを生み出した種族セレスティアルズに反旗を翻しティアマット誕生阻止に挑む。
エンドクレジット:地球を離れたセナ、マッカリ、ドルイグの元にエロスことスターフォックス(タイタン星の王子サノスの弟)がピップ(トロール)を伴って仲間の危機を知らせにやってくる。(続編の予感)
ポストクレジット:エボニーブレイドが入った箱を開けるデイン・ウィットマン。(ブレイドに展開していきそうな予感)
登場人物:エターナルズ(エイジャック、イカリス、セルシ、セナ、キンゴ、スプライト、ファストス、マッカリ、ドルイグ、ギルガメッシュ)、アシュリム(プライムセレスティアルズ)
ヴィラン:ディヴィアンツ
セルシの彼デインはエボニーブレイドを引継ぎブラックナイト(三代目)になってアベンジャーズに合流するようです。デインの祖先はアーサー王に使えるナイトの称号を授かった騎士。原作ではデインの叔父二代目ブラックナイトはヴィランでアベンジャーズと戦っていたようです。
エターナルズメンバーの中に子供がいたり、聴覚障害があったり、ゲイがいたり、ヒスパニック系、アジア系、インド系、黒人とキャスティングに多様性を感じました。
スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム
ファー・フロム・ホーム直後の話。ディズニープラスでは配信していません。アマゾンプライムで配信中です。私は未視聴です。過去作(トビー・マクガイヤ版とアメイジング版)コラボ、ヴィランが勢揃いみたいで楽しみです。
親愛なる隣人としてNYを守り続けてきたスパイダーマン=ピーターの正体が世界中の人々に明かされてしまう。その記憶を世界から消すため、ピーターはドクター・ストレンジに危険な魔術を行使してもらうが、その結果、異次元から強敵たちを呼び寄せてしまい…。
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
エンドゲームで5年の消滅から復活後、別宇宙から来たアメリカ・チャベス(異次元へ移動できる能力がある)と異次元に存在する自分の死体をみて、マルチバースの戦いへ巻き込まれていく。”ヴィシャンティの書”を求めて闇落ちしたワンダことスカーレットウィッチと戦うことになる。ドラマ【ワンダヴィジョン】を見るとワンダが闇落ちした理由が分かるしマルチバースへ執着が分かるのでより楽しめます。
エンドクレジット:インカージョンを引き起こし宇宙を消滅させたストレンジの前に修復を促す女性(今後ストレンジのパートナーになるクレア。ドルマムゥの妹ウマルの娘)が現れる。クレアが切り裂いた先に見える世界はダークディメンション。この時ストレンジの額に第三の目が開いた。
サービスカット:「もう終わった」自分で自分を殴り終わったピザ屋店主のシーン
登場人物:ドクター・ストレンジ、ウォン、アメリカ・チャベス、クリスティン、イルミナティ(モルド、プロフェッサーX、キャプテン・カーター(ペギー・カーター)、キャプテン・マーベル(マリア・ランボー)、ミスター・ファンタスティック、ブラックボルト)
ヴィラン:スカーレットウィッチ(ワンダ)、異次元の闇落ちしたストレンジ
ドクター・ストレンジが消滅していた5年の間に、ソーサラースプリームになったのはウォン。モルドはカマー・タージを去り魔術師狩りを行っている。
ソー/ラブ・アンド・サンダー
娘を失ったゴアは神に失望しネクロソードを手に入れて全ての神を殺すべく行動を開始した。ガーディアンズと旅の途中に幼馴染のシフから神殺しの情報を得たソーはガーディアンズと別れ神々が集まる全能の町へ行き尊敬するゼウスに助けを求めますがあっさり断られます。ゴアの狙いは”永久の扉”を開き全ての宇宙の神を全滅させること。何故かソーになった末期癌のジェーン、アスガルドの王ヴァルキリー、ソーの親友コーグを連れてをゴアを阻止すべく戦いますが、健闘虚しく扉は開かれてしまいます。願いが叶う時、ゴアはジェーンとソーを見て、自分の願いは娘を生き返らせることだと気付き、ジェーンを失ったソーに娘(ラブ)を託し息を引き取ります。二人は一緒に暮らすようになりラブ&サンダーとして活躍するようになりました。
エンドクレジット:ゼウスが息子ヘラクレスにソーへの復讐を言い渡します。続編はヘラクレスとソーの戦いになるのでしょうか?
サービスカット:神のとして最後を遂げたジェーンは戦士の魂が向かう場所”ヴァルハラ”で目を覚まします。ジェーンを迎えたのはアスガルドの虹の橋の門番ヘイムダルでした。
登場人物:ソー、ジェーン、ヴァルキリー、コーグ、ゼウス、ラブ、ガーディアンズ
ヴィラン:ゴア
”永久の扉”でゴアの願いにより生き返った娘ラブは神の力を得てコズミックビーイング(セレスティアルズと同じ種族)になったようです。
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
病で亡くなったティ・チャラ王。王不在のワカンダはヴィブラニウムの奪略を目論む傭兵の攻撃を受ける。ワカンダにしかないと思われていたヴィブラニウムが、ある科学者によって発明された探知器によって海底に発見された。そこは海底で暮らす人間から進化したミュータントが平和に暮らすタロカン帝国だった。
タロカン帝国の王ネイモアは、ヴィブラニウムと帝国を守るためラモンダ女王を脅し、探知器を発明した科学者を探して渡すよう強要する。シュリとオコエは情報を求めてロスに接触する。探査機を発明したのは若干19歳の大学生のリリ(アイアンハート)だった。リリを発見しワカンダへ戻る途中、タロカン帝国軍隊の襲撃にあい、リリとシュリを奪われてしまう。
ネイモアはシュリにタロカン帝国を見せ、ヴィヴラニウムと帝国を守るためリリは殺す、ヴィブラニウムを守るために協定を結ぼうと提案するが、戦争を始めようとするネイモアのやり方に納得できないシュリはタロカン帝国との戦いを決意する。
ミッドクレジット:全ての戦いを終えてタヒチにいるナキアを訪ねたシュリはそこで兄ティ・チャラとナキアの間に生まれた甥のトゥーサン(王位継承者)を紹介される。
エンドクレジット:ブラックパンサーは帰ってくる
ブラックパンサーを継いだのは大方の予想通り妹のシュリ王女でした。
登場人物:シュリ王女、ナキア、オコエ、エヴァレット・ロス、CIA長官ヴァル(ロスの元妻)、エムバク、キルモンガー、ラモンダ女王、ティ・チャラ王(アーカイブ映像)
ヴィラン:ネイモア
ドラマ
指パッチン消滅組がエンドゲーム後に復活した世界の話。ディズニープラスで視聴可能です。
ワンダヴィジョン
消滅組のワンダがエンドゲームで復活した後の話。シットコムドラマの世界を魔術で生み出したワンダ。ヴィジョンとの間にトミーとビリーという子供二人を授かるが、それは全部魔法で作り出したものだった。ウェストビューという町と住民丸ごと乗っ取ったワンダの目を覚ますためマリア・ランボーの娘モニカ・ランボー(キャプテン・マーベル)、FBIのウー捜査官(アントマン)、ダーシー(ジェーンの助手マイティ・ソー)が戦いに挑む。最後にスクラル人がモニカに会いに来る。スカーレットウィッチが禁断の書ダークホールドを読むシーンのポストクレジットあり。映画マルチバース・オブ・マッドネスへ続く
ファルコン&ウィンター・ソルジャー
エンドゲームで住居を失った難民から絶大な支持をうけるフラッグ・スマッシャーズは超人血清を盗み逃亡、それを追うパワー・ブローカーとの戦いにサムとバッキーは巻き込まれていく。スーパーソルジャー抹殺を目論むヘルムート・ジモがワカンダから脱獄し参戦している。サムがキャプテン・アメリカになるまでを描いたドラマシリーズ。サムとバッキーの友情をメインに描かれています。スティーブ・ロジャーズからキャプテンの盾を譲り受けたサム。黒人である自分がキャプテン・アメリカを就任することを躊躇したが、ロジャースより前に黒人のスーパーソルジャーが存在し隠蔽されたことを知り、2代目になる決意をする。サムが決意する前に就任したジョン・ウォーカーはその後ヴァレンティーナにスカウトされる。ヴァレンティーナに雇われているのはブラックウィドウのエレーナ。この辺が繋がりそうです。その後何かの展開に繋がるかも。パワー・ブローカーの正体はシャロン・カーターで、シビルウォーの後闇落ちしていることが明らかになる。ドラマ最終話でシールドに復帰するので今後はヴィランのスパイとして活躍すると思います。
ロキ
エンドゲームにて、タイム泥棒作戦でトニーとスコットがスペースストーン回収に失敗したシーンでロキは砂漠へ飛ばされTVA(時間変異取締局)に逮捕される。そこで自分の変異体がTVAを荒らしていることを知る。リセットを免れるために逃亡を続けている”レディ・ロキ(シルヴィ)”確保へ協力することになったロキ。辿り着いた先にいた「在り続ける者」とは。そしてロキとシルヴィが下した決断とは?ドラマ【ロキ】の最後にはシーズン2があることが予告されました。この「在り続ける者」”カーン”が【アントマン3】のヴィラン”征服者カーン”になるらしい。
ホワット・イフ…?(アニメシリーズ)
”もしも”シリーズで9話まであります。キャラがアッセンブルなので今までのMCU映画全部見てない人にはなかなか理解するのは難しいと思います。最終話に出てくる”ウォッチャー”は古来の種族で映画エターナルズで出てくるセレスティアルズと同じコズミック・ビーイング(神に等しい存在)です。映画【ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/リミックス】のエンドクレジットに登場しました。
ホークアイ
ナターシャを失ったクリントは引退しニューヨークでクリスマス休暇中。指パッチンで家族を失い失望したクリントが自暴自棄になりローニンという暗殺者になり極悪人達を成敗してた頃の刀やスーツが闇オークションで売られていることを知り回収に乗り出した。スーツを着ていたケイト(2代目ホークアイになると思われる)は捕まえたものの、その後ケイトを助けたことによってマフィアの抗争に巻き込まれることになる。マフィアのボスがマット・マードック(デアデビル)の宿敵フィスクだったり、ヴァレンティーナから暗殺依頼を受けたエレーナが絡んだり、クリントの妻ローラが元シールドでエージェント19だったり、マヤ・ロペス(マヤを主役にしたドラマ”エコー”へのスピンオフが作られる)だったり、2代目ホークアイだったり、色々なクロスオーバーが見られたドラマ(コメディ)でした。
ムーンナイト
MCUドラマ作品の中で極めて珍しい他と何も関連性がない”単独”で楽しめるドラマです。子供の頃の虐待が原因で二重人格になった闇ヒーローの話です。古代エジプト神話が元ネタっぽいので、エジプトの神々に興味があってダークな感じが好きな人だったら楽しめると思います。私は結構好きで面白かったです。主演の俳優さんはスターウォーズのポー・ダメロン(オスカー・アイザック)です。性格に難がある月光仮面みたいな…。
Ms.マーベル
これも神々の話でこちらは”ジン”。アベンジャーズオタクの高校生パキスタン系アメリカ人カマラ・カーンが特殊能力に目覚め自分のルーツ(曾祖母の故郷”ヌール・ディメンション”)を探求する物語。最終回でカマラの特殊能力は突然変異であるとブルーノから衝撃の事実を告げられました。変異体、いわゆるミュータントであるということはX-MENに繋がるかも?との予想もあるそうです。ダメージコントロール局はシーハルクにも繋がりそうです。エンディングでキャプテン・マーベルが出ていたので関連性あるかも知れません。イスラムのヒーロー誕生でマーベルの多様性が更に広がりました。
シーハルク/ザ・アトーニー
知能と筋肉が結合してインテリジェンス・ハルクとなったバナーの従妹ジェンが事故に遭いブルースの血が体内に入ったことでシーハルクになり超人専用弁護士となる話。映画インクレディブル・ハルクからティム・ロス演じるエミル・ブロンスキ(アボミネーション)、アベンジャーズからスマートハルク、ドクターストレンジからソーサラースプリームのウォン、デアデビルからマット・マードックが出演しています。法廷コメディですが、私的にはハマりませんでした。シーズン2があっても見ないかもしれません。今撮影中のデアデビルがこの系統なら私は見ないかも 。ネトフリ版デアデビルが満足だったので、それを上回るのは難しいかも。
やっぱりMCUを満喫するならディズニープラス一択です。ディズニーもピクサーもスターチャンネルもスターウォーズも日本のドラマだって楽しめます。引き籠りにはもってこい!の最強アイテムです。
お読みいただきありがとうございました。