父が救急搬送されて入院しました。タイミング良く、言うと御幣を招くかもしれませんが、遠方に住む姉がたまたま帰省中で家にいたこと、私が実家へ行く日だったことで、母を煩わせることなく、娘二人ですべての入院手続きを滞りなくできたことが不幸中の幸いでした。
前回の入院は2年前2021年の6月コロナ真っ只中の時でした。私たち夫婦が母から連絡を受け病院に駆けつけて合流したのですが、母は興奮状態で錯乱していて半狂乱。救急搬送先の病院にかなりご迷惑をかけてしまいました。一人だったので心細かったのもあったのでしょうけど、対応してくれた当直の先生や看護婦さんも仰け反るくらい、しつこさを発揮して食って掛かっていたので、母の様子を側で見ていた夫もドン引き。
何を食って掛かっていたか?というと、入院する前に父に合わせて!顔が見たいと言う…イヤイヤ、お母さん、コロナだし無理だって…なんとか宥めましたが興奮状態の母を落ち着かせるのは容易ではありません。とにかく忙しい先生をこれ以上無駄に拘束してはいけない、と思い、母を無理やりその場から引き離しました。優しい口調だった若い当直医も次第に苛立ち始め最後には怒り爆発。
あの時医師を怒らせたのは、もう一つ理由があったのです。母が救急搬送先の病院で真夜中に通院している病院への転院を迫ったのです。あまりの母のしつこさに最後は先生も「なぜ、うちに来たのですか?」とブチ切れ。そりゃ、そうでしょう…。キレるのも分かります。もちろん真夜中の転院など受け入れ先の病院が応じるはずもなく、その日は救急先の病院で一泊して翌日の転院となったわけですが、あの時の教訓を活かし今回は最初から救急隊員に搬送先病院を希望して話を通してもらったので、搬送も入院手続きもスムーズに話が進みました。
今回の症状も前回とほぼ同じでした。意識混濁状態、呂律が回らない、動くこともベットから起き上がることもできない、そして39度近い高熱と悪寒。すぐに救急車を呼び、救急隊員に事情を話して、尿ストーマで通っている病院へ連絡してもらい受け入れてもらうことになりました。救急車には姉が同乗、私は母と自宅待機で入院になることを見越して準備に入りました。インフル、コロナとも陰性、やはり尿路感染の腎盂腎炎という診断で熱が下がるまで大事をとって入院しましょう、ということになりました。
入院が決まると”一緒に行く”、と言い張る母を家に置いて、私が入院に必要なもの一式車に積んで病院へ行きました。その病院ではコロナは5類になった後も継続して入院患者との面会は家族を含め認めておらず父の顔は見ることはできませんでしたが、担当の看護婦さんからお話を聞いて安心して姉と二人病院を後にしました。
病院に任せれば安心、一番安全な場所です。と、言っても宮崎の病院で入院患者が殺害された事件がありましたね…。患者さんが患者さんに殺害されるとか…、一体どうなってるの?って感じです。容疑者は精神疾患だったようですが、病院も安全な場所ではなくなったのでしょうか…。
入院した翌日、入院費用保証人の書類を届けに再度病院へ行ってきました。看護婦さんの話によると、高熱は治まり今は微熱状態が続いていて安静状態ですが、食事は残さず完食していて会話も意思疎通もできるそうです。暴れたり暴言を吐いたり迷惑をかけてはいないようで一安心です。
大腸癌の影響で排便コントロールが上手くできず便秘と下痢を繰り返すので、突如漏らすことがあるのでご迷惑をおかけするかも知れません、と頭を下げると看護婦さんは、「大丈夫ですよ~、慣れてますから」と明るく言ってくださってホッしました。嫌な顔ひとつせずプロですね。感謝しかありません。本当に頭が下がります。
入院当日にいただけなかった入院診療計画書によると、推定される入院期間は一週間程度との記載がありました。熱が下がり検査結果が良ければ、早ければ週明けには退院できそうです。転倒転落アセスメントスコアシートによると危険度はマックスの赤。だろうね…、活動領域、認識力、排泄、すべての項目において注意が必要との判断です。入院が長引けば寝たきりの状態が続くということ。熱が下がり自立歩行可能になり次第一日も早い退院が望ましいです。
母は気をもんでいましたが、病院へ行っても面会はできないし、はっきり言って母にできることは何一つありません。2年前の入院時のように色々無理難題言って看護婦さんに余計な仕事を増やして迷惑をかけてしまいます。今回は姉と私二人で言い聞かせ大人しく家で留守番してて、とお願いしました。母が出でくると面倒になるだけです。何でもないことを大きくする天才ですから…、そういう人、世の中にいっぱいいますよね。
張り切って仕切る人ほど複雑にして混乱させる、簡単なことも拗らせてしまう天才、みたいな…。頭が悪いというか要領が悪く手際が悪い…、空回りして一人でパニックに陥る人。そういうタイプの人間に限って「私がいないと…」と勘違いする。前回の母がそうでした。「あんた(私)には任せられない、(父の)世話をしているのは私」と一行に引こうとしない母。母は頭が悪いわけではないと思うのですが、あの時はパニックに陥っていたのでしょう。
ひとりよがりです。人の意見を聞けない。先生も看護婦さんも母の執拗な質問攻めに辟易している様子。夫も呆れ顔。私は恥ずかしくて穴があったら入りたい気分でした。なんとか母を宥め落ち着かせて私は切々と説教をしましたよ。
「忙しい病院に迷惑かけてはダメ。医療従事者が激務で大変なのは知ってるでしょ?負担になるようなことは避けないと。それに一度言えば十分だから、お母さんは何度も同じこと繰り返してしつこいよ。一人で付き添って不安だったのはわかるけど、私が来たら安心して全部私に任せて引きなよ。全部一人でできるなら私を呼ぶ意味ないじゃん、老いては子に従え、だよ」その場では猛省するのですが、のど元過ぎれば、なのですよね。今回もかなり”連れていけ”とゴネていましたけど無視して留守番させました。
「(私の)老後の姿を見たような気がする…、貴方もあんなふうになるのかね…」母の頑固さを見て夫は一抹の不安を感じた様子です。そりゃ、血の繋がりは侮れない、母のようになる可能性は十分に考えられる。でも唯一違うのは社会人経験の差。母は独身時代、学校の先生として数年社会人経験があるだけで結婚後は専業主婦。箱入り嫁で世間一般の社会人としての常識に欠けるというか、そういう部分が私とは違う。
すべてにおいて自分中心のお花畑。お金に苦労することも生活に不自由を感じることもなくぬくぬくと暮らしているので自分に直接関わりないことに目がいかないというか世間知らずで視野が狭い。エッセンシャルワーカーへの感謝とか、医療従事者への感謝とか、衣食住すべて普通にできていることに感謝することができない。狭い範囲ごく小さな世界で生きているからだとは思うのですが、そういう母を見ていて切なくなることがたまにあります。
母にとって、家だけがすべて、父の介護や世話が生活のすべてなので、それだけで精一杯なのでしょう。感謝する、他人を思いやる、迷惑をかけない、というのが母の信条で子供の頃口酸っぱく言われていましたから、最近の母を見ているとあまりの変わりように愕然とするとともに、私もいずれ年を取れば母のように自己中心的な考え方になってしまうのだろうか?と不安になります。
母を反面教師にして、聞き分けのいい高齢者になりたい。母のようにはならないぞ、と自分に言い聞かせながらブログを書いています。老害と呼ばれないように、若者に迷惑をかけないように現役引退したら老後はひっそりと静かに穏やかに暮らしたい。
まだ退院日も決まらないうちから早速来週の予定を決めろ、と言う母。イヤイヤ、父の退院が決まらない限り予定もクソもないでしょう…?病院へはいつ行くの?って…、行っても面会できないし病院から何か追加で必要なものをリクエストされたり、面会に来いと呼ばれるまで待機するしかないよ、と話をしたばっかりなのに。何度言えば分かってもらえるのか…、母親も半分ボケが入ってきているのを感じます。何度でも話すしかないですね。それも娘の役目ですから。なんといっても報恩謝得です。
日頃の介護から解放されて息抜きするいい時間ができたと思って少しゆっくり過ごせればいいのですけど、やはり父のことが気になってしまうようです。片腕をもがれたようだ、と嘆いていました。いたらウザイけど、いないと寂しい、そんなものなのでしょうか?
ストレスフリーな旅行から帰ってきたと思ったらハマスがイスラエルを攻撃したりそれに対しての報復だったり新たな戦争勃発の危機です。ロ・ウ戦争にも言えますが、戦争になったらどちらが悪いわけではない。先に手を出した方が悪い、というならロシアが悪い、ということになりますがそんな単純な話でもありません。ウクライナが侵略されて可哀そう、とメディアが報道するから真に受ける。ウクライナはずっと内戦状態でロシア系住民を虐げてきた。ロシア系住民が助けを求めたのがプーチン。ウクライナは仲裁に入ったプーチンとの約束を反故、その後のプーチンの警告も無視し続けた背景がある。だからプーチンを怒らせたウクライナにも原因がある。イスラエル・パレスチナ問題もエルサレムをめぐり絶えず争ってきた歴史がある。
でも今回のハマスが行った虐殺はテロ行為だから、どっちが悪いとか議論の余地はない。テロ行為は許されない。それが答えです。なんかまた日本のメディアがやっちまったらしい。テロリストの娘を中東事情に詳しいゲストコメンテーターとして出演させたと?馬鹿なのか?今回のテロとパレスチナ問題をごちゃ混ぜにしているのは良くない。パレスチナを支持するのはいい。でもハマスのテロ行為を肯定するのは違うと思う。どんな不幸な歴史があろうとテロはダメ。
キリスト、イスラム双方の聖地であるエルサレム。お互い譲れない部分はあると思いますが、仲良く聖地を共有できないものかな…。心の拠り所であり支えであるはずの信仰や宗教が争いの火種になることが悲しい。ユダヤ、キリスト、イスラムそれぞれが信じる神様を尊重し認め合って平和に共存していく道はないのでしょうか?どの神様も争いや虐殺は望んでいないと思のです。とか、言ってるけどハマスは過激派テロリスト集団だからまったくの別問題だと考えないといけません。パレスチナ=ハマスではない、と言うことを多くの人が知らなすぎると思います。でも国のトップが知らないのは極めてマズい。キッシーのコメント、全ての当事者に最大限の自制を求めるって、馬鹿なのか?無差別に殺されて自制しろだと?恥ずかしすぎる。
日本では統一教会に解散命令請求とのことで話題ですが、統一教会だけじゃなくて創価学会だって相当ヤバいと思うのですけど…。この際、宗教法人なんてもの全部なくせばいいのに…。営利目的でないからという理由だけで収入があるにも関わらず税制優遇するのも変な話。
というか、公明党の議員、全員創価信者ということを最近ネットテレビの情報番組で知ってビックリ。池田大作が公明党を作ったので公明党=創価学会だと誰もが知っていますし周知の事実ですが、議員全員が創価学会だとは…、もしかして、党員になるには創価入信が条件になっていたりして…?知らんけど。福岡県篠栗町の洗脳主婦もwikiによると創価の信者だったらしいし、私にとっては創価も統一教会同様カルト集団でしかない。
統一教会もヤバいけど、どっちかというと、創価学会のほうがよっぽど政治に根深く入り込んで連立与党で実権を握っていることを考えると脅威に感じてしまう。創価学会の政治関与が問題にならないこと自体が不気味だし不思議でたまらない。岸田政権支持率も危険水域だけど、公明党の方が大概にしてほしいです。というか過去には社会党と連立組んでみたり、自民党が根本から腐ってて保身でグラグラなんですよ。
いい加減自公政治を終わらせないと。海外でなく日本の若者に投資してくれる政党、政治家を選ばないとこの先の日本は海外資本にすべて奪われて外国人に浸食されてしまいます。公明党は給付金が景気回復にもっとも効率的で有効である、とさかんに言うけど配ったお金を信者から寄付金として回収できれば結果自分たちが潤うわけで、給付金を強引に推し進める理由と辻褄が合ってしまうのですよね。信者ではない貧困層にとっては嬉しい給付金でしょうけど…、貧困層は高い確率で信者なのかも知れませんね。
宮城県では県議会選挙が控えていてこれからは投票日まで選挙カーに悩まされる憂鬱な日々です。早速選挙カーがきましたよ、うるさいなあ、もう。
嫌なニュースばかり目立ちますが嬉しいニュースもありました。国体で須江監督率いる仙台育英が慶応にコールド勝ち、そして土浦日大とのダブル優勝、おめでとうございます。結果を見ると慶応との実力差は誰が見ても歴然という感じですね。甲子園の時のような悲壮感はなく、ノリノリで楽しそうに試合をしている選手や須江監督の姿を見れたので嬉しかったです。これから先長い人生の中で、100%アウェイな状況に出くわしたとしても、”あの時の甲子園よりはマシ”、と思える強み。これは貴重な体験です。あの時の悔し涙は消して無駄ではない、絶対にあの時の経験が役に立つ日が近い将来必ず訪れると思います。
須江監督、と言うより、須江先生。素晴らしい教育者です。先生の教えである、”優しさは想像力”という須江イズムが浸透したた多くの生徒さんは、まさにこれからの日本を背負って立つ日本の希望です。須江監督がインタビューでおっしゃっていました。密であるはずの青春をコロナ禍で耐え過ごした世代の子たちは、きっと素晴らしい偉業を成し遂げるだろう、と。これからの日本を担う若い力に期待し応援したいと思います。考える力を育て主体性を伸ばす。常に生徒さんの声に耳を傾け一緒になって悩み苦しみ痛みを共有して常に同じ目線にいる須江監督。教育者として指導者として本当に素晴らしい。全国から須江監督の下で学びたいと集まる生徒さんがいる限りしばらくは仙台育英の強さは続くだろうな、と思います。
何事もトップ次第なのです。政治も同じ。これだけ支持率低いのに引く気配がまるで無いどころか、どうにか延命しようと選挙対策に減税を言い始めた。その減税策が何とも情けない。収入の壁が云々ややこしい減税策より、直接国民が平等に恩恵を得られる消費税を一時的な処置でもいいから無くせば単純明快なのになぜ頑なに拒むのか、実現できれば支持率も少しは回復するだろうに、それすら決断できない、馬鹿だよね。トップの器ではないのですよ。能力不足認めて潔く退散して欲しい。聞く耳持っていれば引くのだろうけど、権力大好き保身しか頭にないから聞き流す力は長けているものの、聞く力はゼロだから無理か。図太さだけは超一流だわ。
元気になる嬉しいニュースはもう一つ。若干21歳で8冠偉業達成の藤井聡太さん。まさに異次元の活躍で素晴らしい。育英の活躍と藤井さんの偉業は久々に嬉しい明るいニュースでした。
お読みいただきありがとうございました。