ストレスフリーを目指すブログ

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ドラマで出会う印象深いセリフの話

ブルーレイレコーダーを購入してからドラマを見るようになりました。昔ドラマにはあまり興味がなかったので話題作と言われているドラマは殆ど見ていません。「僕は死にましぇん」「かーんち」「そこに愛はあるのかい?」「同情するなら金をくれ」「承知しました」「レインボーブリッジ封鎖できません」冬彦さんと野際さん、ロンバケ、HERO、白い巨塔古畑任三郎も未視聴です。セリフや主題歌だけで何のドラマが分かるって凄いことです。

リアルタイムで見た記憶として残っているのは、愛と言う名のもとに。当時付き合っていた彼が浜田省吾のファンだったので主題歌きっかけで見ていました。内容が色々と衝撃すぎて印象に残っています。今見ても結構な衝撃作ではないでしょうか?日本版セントエルモスファイヤーみたいなものでしょうか。違うか。詩的なドラマでした。

JIN-仁-は一期から完結編までアマゾンプライムで一気見しました。号泣しました。名作ですね。タイムリープが少し複雑ですが最後のお手紙シーンでは涙腺崩壊です。docomoアマゾンプライム無料キャンペーンをやっていた時に、最初の一年が私、翌年に夫、二人合わせて2年間無料で利用させていただきました。今は無料期間終了で解約してしまいましたが、アマゾンプライムはオリジナル作品もあったりして結構良かったです。買物も送料無料なのがいいです。

ドラマにハマり出してからセリフに心打たれることが多くありました。特に印象に残っているセリフを書き残しておこうと思います。

  • Nのために

「思った通りに生きてる?」杉下が安藤に言ったセリフ

末期癌で余命宣告された杉下は最後成瀬のところへ行きました。成瀬を選んだ理由は西崎さんが「成瀬君なら」と言った通り、成瀬君になら甘えてもいいのかな、と。過去の呪縛から解かれた故郷でいい思い出とともに、と決心したのだと思います。「待っとる」と言う成瀬に最後まで「甘えられん」と断っていたけど、最後は成瀬君を頼った。恋愛云々ではなく杉下と成瀬は同士みたいな関係なんだと思います。成瀬が同士で安藤は杉下の希望だった。安藤には生きたいように生きて欲しい、それが杉下の望みだったのだと思う。安藤の力強い「悪くない、生きてる」の言葉に自分のしたことが間違っていなかったと確信できたと思います。高野さんはなっちゃんの告白の手紙を読み犯人を知った時、初めて杉下と成瀬の気持ちを理解したのだと思います。なっちゃんが最後嗚咽を漏らし泣いたときに出なかった声が出た。どんなに辛かっただろう。隠すことで誰かを必死に守ろうとする気持ち。安藤だけが結果蚊帳の外(成瀬君も犯人が奈央子だとは知らないけど)なわけですが高野は全て腑に落ちるのです。「隠すことで必死に守ろうとする人もおるんよ」杉下が守りたかったもの、タワーマンション殺人事件では安藤の未来、現在では(高野さんの放火犯人疑惑)成瀬、そんな構図ではないかと私は理解しました。原作(イヤミスの女王、湊かなえさん)とドラマを比べるのも面白いです。

「不条理な事件に巻き込まれた人間が不条理なことをしたら負けなんじゃないですか」ミコトが中堂に言ったセリフ

情緒不安定な親に殺されかけた不条理な家庭環境に生まれたミコトが愛すべき新しい家族に恵まれてたくましく成長し不条理に打ち勝つ。かたや中堂さんの彼女を殺した犯人は虐待されて育ちその結果精神を病み完全犯罪を企むシリアルキラーになった。不条理に殺された恋人の仇を打つべく殺人に手を染めようとする中堂に絶望させないで、と叫ぶミコト。不条理が不条理を生む負の連鎖。苛めだってそう。苛めっ子は名前を変え何の成敗もされずのうのうと生きていく。不条理だらけの世の中。ミコト同様、絶望している暇があったらビール飲んで寝ます。野木亜希子さんの作り出すセリフはいちいち全部心に刺さります。

  • MIU404

「許さないから殺してやんねー」「そんなラクさせてたまるか、生きて、俺たちとここで苦しめ」伊吹と志摩が久住に言ったセリフ

生きることが苦しみ、この世に生を受けた瞬間から苦行が始まる。死ぬことはラクになること。このセリフが全てだと思います。最終話をただの夢オチで片付けるのは安直すぎると思います。志摩さんがスイッチの話をするシーンも好きです。第三話の分岐点だと思うのですが、どこで誰と出会うかによって運命が変わる、志摩にとって天然バカ伊吹との出会いが全てを変えた、その天然バカ伊吹は蒲さんとの出会いで変わり、キャリアの九重くんも陣馬さんとの出会いで運命が変わった。成川くんも久住との出会い、さらには九重くんとの出会いで運命が変わり、私は夫と出会い全てが変わった。デレ。

  • ミステリと言う勿れ

「真実は一つなんかじゃない、人の数だけ真実がある。だけど事実は一つ」と整くんのセリフ

ロシアの真実、ウクライナの真実、それぞれ主張があってそれぞれの大義の為の戦いを正当化しているのだと思うけど、事実は民間人の犠牲者を出しながら戦争を続けているということ。現実問題、戦争で儲けている人たちがいるということをもっと知るべきだと思います。紛争が収まっては都合が悪い人がいるのです。紛争を起こすために残虐行為をして火種を作る。紛争を続けることで大きなお金が動いているのは紛れもない事実です。結局両国とも金儲けをしたい人達に躍らせれているだけだと私は感じています。

  • ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○

「あなたにしかできない仕事はない、でもあなたで良かったといえる仕事はある」(正確ではないけど、そんな感じのセリフ)凛々子が下馬に言ったセリフ

添乗員として引退するまでご指名をしてくれたお客様がいました。添乗員はいっぱいいるけど、あなたがいい。そう言われたことは私の宝です。ツアーでも言えることですが、「添乗員があなたで良かった」「あなたのお陰で楽しい旅になった」とか言われると添乗員冥利に尽きます。添乗員の一番のやりがいはそこかな、と思います。三食付で観光と温泉付き魅力的な仕事です。引退して2年が経ちますがやっぱり少し未練があります。コロナの馬鹿野郎!でも年齢的に体力も限界に近かったのでいい引き際だったのかも知れません。約15年間、国内外色々行き尽くしました。満足です。

  • 最愛

「法律の物差しで言わんでください」達夫さんが加瀬に言ったセリフ

家族を守りたいと思う達夫さんの言葉が加瀬さんのその後の運命を変えたのですね。最終話でストンと腑に落ちました。加瀬さんにとっての最愛は二人の姉弟。新井プロデューサーは井浦新さんと光石研さんが大好きだと思います。井浦さんはアンナチュラルでも最愛でもストーリーの核でしたし、光石さんは出番こそ少なかったですが重要な役どころでした。Nのためにのクソ親父と最愛での父の姿は打って変わって別人です。吉高さんも薬師丸さんも大ちゃんもお兄ちゃんもミッチーも田中みなみも藤井くんも皆怪しかったけど全員いい人でしたね。伏線張るのうまいなと感心してしまいます。ミステリとしても楽しめました。

ドラマで考えさせられることも多くありました。特に深キョンマツケンが主演した「隣の家族は青く見える」は見ていて辛かったです。不妊治療を経験している身としては共感することが多くありました。でも結局最後は授かってハッピーエンドなんだろうな、と思っていたら予想外に子なし夫婦を選択したことには少し驚きましたが、子供がいなくてもいいんだよ、って言われたような気がして気が楽になりました。

不妊治療は原因を調べてどっちかに問題があると離婚の原因にもなり得るのでデリケートな問題です。私たち夫婦も一通りの検査をした結果、どちらも正常の範囲だったので不妊の原因は分らず終い(多分年齢的なものと相性)でしたが、男性不妊でも女性不妊でも傷つくと思うので異常なしという検査結果は良かったのかなと思います。

カズオ・イシグロさん原作「わたしを離さないで」も絶望的に暗いお話でした。主演キャストが好きだったので見ましたが精神状態がよろしくないときには見てはいけないドラマです。人間のエゴについて考えさせられたドラマです。ぜひ疲れていないときにご覧ください。イギリス映画もあります。こちらもドラマ同様絶望的に暗いので覚悟の上でご覧ください。

見る人によって捉え方が違うのがドラマだと思います。事実、上記で挙げた作品に夫はあまり興味がない様子で「面白くない」と言っていました。夫は軽めの勧善懲悪系ドラマや刑事ドラマ、医療系が好きです。ドラマの好みは全然噛み合いません。

子供の頃から見られるテレビ番組が限定されていて(母が厳しかった)、バラエティは欽ちゃん以外全部禁止。ひょうきん族ドリフターズも見れませんでした。主にクイズ系番組を見ていた記憶があります。連想ゲームとかクイズダービーが好きでした。中学の時は部活が忙しくテレビを見ること自体あまりなく、高校に入学してからは、テレビのチェンネル権は祖母だったので、野球中継、時代劇(大岡越前水戸黄門暴れん坊将軍などなど)あぶない刑事(仲村トオルさんが好きだったので)を見ていました。

ドラマの感想で文句を言う人やこき下ろす人が多いことが気になります。いつも思うのですが面白くないと思うなら見なければいいだけの話。それを俳優が棒で萎えるとかつまらないとか酷評するのってよっほどの暇人なんだな、って思います。

春ドラマ、山ピーの正直不動産、一話見ました。初っぱなから山ピーのシックスパックが拝めます。夫は首を傾げていましたが私は好きです。録画続行決定です。山ピー主演ドラマではアルジャーノンに花束をとインハンドが好きです。山ピーにはドSキャラがよく似合う。コードブルーはハマりませんでした。これから出会うドラマが楽しみです。

お読みいただきありがとうございました。